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文房四宝を中心とする中国・文人遺品の資料収集とその研究

研究課題

研究課題/領域番号 60450007
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 美術史
研究機関東京国立博物館

研究代表者

西岡 康宏  東国博, その他, 研究員 (40000351)

研究分担者 黒川 修一  東京国立博物館, 学芸部・東洋課・中国美術室, 中国美術室研究員 (30170103)
早乙女 雅博  東京国立博物館, 学芸部・東洋課・中国考古室, 中国考古室研究員 (80150035)
湊 信幸  東京国立博物館, 学芸部・東洋課・中国美術室, 主任研究官 (80113421)
高浜 秀  東京国立博物館, 学芸部・東洋課中国考古室, 主任研究官 (60000353)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワード文房具 / 文人 / 中国
研究概要

昭和60・61年の2年間において調査した個所は黒川古文化研究所をはじめ、大阪市立美術館・長崎市立美術館、そして京都・長崎・東京在住のコレクターなどであるが、とくに黒川古文化研究所と大阪市立美術館の二ケ所は本研究にあって、その中核となる重要な調査対象であった。黒川古文化研究所は、筆・墨・硯・紙のいわゆる文房四宝だけでなく、文房具に関連する、ありとあらゆる作品を、ほぼ完全に具備している世界でもめずらしいところであり、その数も、じつに450件におよんでいる。中国の文房具類を、これほど数多く収蔵しているところは、少くとも日本においては、おそらく、ここ以外外にはないのではないかと思うが、この研究所が、これからのこうした分野における中心的な存在になることは間違いないところであり、ここでひとつの基礎づくりをしたことは、われわれの今後の研究に大きな意味をもつことになるのではないかと思う。大阪市立美術館は、日本でも、きわめて稀な犀角杯を数多くもっているところとしてよく知られているところである。ここに収蔵される54点の犀角杯は、いずれも清時代のものであるが、作風にヴァライエティがみられ、清時代の犀角杯を研究する上には、なかなか重視されるものである。そもそも、本研究の目的は、文房四宝を中心とした文房諸器具を広く調査し、それらの資料収集をおこない、これら文房具類と中国・文人たちの芸術活動とのかかわりを、何らかの形で捉えてみたいというものである。この2年間では、美術館や収集家での調査と写真撮影をおこない、モノクロ写真2200枚、カラースライド2200枚という尨大な写真資料を収集した。このほか文献資料の収集も併行しておこなっており、着実にその基礎固めが進んでおり、今後の研究に明るい希望を抱かせる状況にあるといってよい。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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