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行動論的セルフコントロールにおける方略の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60450016
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関広島大学

研究代表者

上里 一郎  広島大学, 総合科学部, 教授 (50034559)

研究分担者 徳田 完二  広島大学, 総合科学部, 助手 (00172148)
山本 麻子  広島大学, 総合科学部, 助手 (70200780)
根建 金男  広島大学, 総合科学部, 助手 (20156160)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1987年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードセルフコントロール / 実験痛 / バイオフィードバック / 行動療法 / 皮膚温 / 行動病理 / コールドプレッサー / 行動論的セルフコントロール / 痛みの制御
研究概要

1.バイオフィードバックによる皮膚温のコントロールとその方略の研究
1)効果的な訓練方法を検討するために実験をおこない, (1)最大量課題, 最頻課題は同様の効果を持っている, (2)フィードバックがあると被験者の覚醒を高め妨害的に働き, パフォーマンスは低い, (3)漸進的接近法が訓練方法としてはすぐれていることが明らかになった.
2)方略を教示したときのフィードバックの効果を究明するために大学生10名を対象に実験をおこなった. その結果, 皮膚温変化量にはフィードバックの効果は認められなかった. しかし, 個々のデータを吟味すると皮膚温が大きくなのものと逆に減少するものとがあり, フィードバックの効果は個人によって異なることを示唆する結果が得られた.
2.バイオフィードバックによる心拍のコントロールの研究
1)方略として自律訓練を使用したところ, (1)自律訓練は極めて有効である(2)しかし, その効果には個人差が大きいことが指摘された.
2)フィードバックの効果と制御能力については, (1)心拍の制御にはフィードバック(情報提示)は殆んど効果がなかった, (2)心拍の制御能力の高い人と低い人とがいる, (3)方略として呼吸の効果が大きい, (3)制御能力の高い人は呼吸法, 筋の緊張, リラックスと関連性が深い.
3.痛みのコントロールと方略の研究
1)痛みをコントロールするための方略について分類し, その効果について検討した. そして, 意図的課題への注意集中, セルフコントロール, イメージなどが有効であった.
2.痛みの指標については, トレランスタイムや皮膚温, 痛みのマグニチュード推定, 痛みの評定(形容詞)などについて検討した.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 大河内浩人 他: 行動療法研究. 14. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中共子 他: 行動療法研究. 14. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田中共子 他: 広島大学総合科学部紀要-情報行動科学研究-. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Okouchi,Hiroto et al.: "Role of biofeedback and instrution on the control of periferal skin temperature" Japanese Journal of Behavior Therapy. 14. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tanaka,Tomoko et al.: "Experimental-clinical studies of pain control(5)" Japanese Journal of Behavior Therapy. 14. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tanaka,Tomoko et al.: "Experimental-clinical studies of pain control(6)" Memories of the Faculty of Integrated Arts and Sciences Hiroshima University. 12. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 根建金男,他: 行動療法研究. 11. 109-118 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 大河内浩人,他: 行動療法研究. 12. 49-61 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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