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青少年時代の異文化体験が人格形成に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 60450035
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

中西 晃  東京学芸大学, 海外子女教育センター, 教授 (00134776)

研究分担者 赤堀 侃司  東京学芸大学, 海外子女教育センター, 助教授 (80143626)
野田 一郎  東京学芸大学, 海外子女教育センター, 助教授 (50133111)
木村 達明  東京学芸大学, 教育学, 教授 (40014849)
斉藤 耕二  東京学芸大学, 教育学, 教授 (70014686)
藤原 喜悦  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00014663)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1985年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード異文化体験 / 文化的アイデンティテイ形成 / 帰国子女 / 対人関係 / 異文化理解 / 国際感覚 / 生活様式 / 人格形成 / 人生観 / 対人意識 / 日本社会観 / 差別・偏見 / 生活習慣 / 職業観 / 言語観
研究概要

1.帰国子女の文化的アイデンティティの形成に関する調査研究
現在は社会人として活躍しているかっての帰国子女が, 自分の青少年時代の異文化体験をどう評価し, それが現在の個人の人格形成にどのような関わりがあるかを調査研究した.
(1)研究の手法 青少年時代に海外で生活し, 現在は社会に出ている異文化体験者に対し, 質問紙法及びインタビューによって調査を行った. 質問紙法では同年代の未異文化体験者を統制群とし, 比較検討を行った. (2)研究の成果 (1)職業, (2)余暇, (3)友人, (4)職場, (5)父母, (6)結婚, (7)人生観・人格, (8)異文化体験の影響の8項目にわたっての調査を統計的に分析した結果, 当初想定していた程ではなかったものの, 異文化体験群と統制群とではそれぞれの項目について有意な差が検出された. 面接法によっての調査からも, 個人の人格形成にとっては異文化体験はその成長を促すものであり, プラスの関与があったことが伺えた.
2.帰国子女の国際感覚に関する意識の調査研究
帰国子女の国際感覚が一般生とどのように異なるかを対比することによって, 帰国子女の国際感覚の特質を明らかにする調査研究を行った.
(1)研究の手法 帰国子女のうち, 中・高校生を対象に質問紙法による調査を行った. 同年齢の一般の生徒を統制群として比較検討した.
(2)研究の成果 (1)日本の印象, (2)外国語, (3)差別, 偏見, (4)生活習慣, (5)個性, (6)将来・進路の5つの内容について統計分析の結果, 帰国生と一般生の間には各内容に有意差が見られた. 帰国生には外国語・差別偏見に対する意識, 海外での進学・就職志向に顕著な特徴が見られた. また, 帰国前の日本の印象, 生活習慣の変容, 周囲に合わせる傾向から, 帰国生の日本への適応の様子の一端を窺うこともできた.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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