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中国史上における少数民族の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60450051
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 東洋史
研究機関早稲田大学

研究代表者

古賀 登  早稲田大学, 文学部, 教授 (90063304)

研究分担者 石見 清裕  早稲田大学, 文学部, 助手 (00176562)
福井 重雅  早稲田大学, 文学部, 教授 (30063639)
長澤 和俊  早稲田大学, 文学部, 教授 (60083333)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1985年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワード中国史 / 少数民族 / 秦簡日書 / 新彊ウイグル自治区 / 夜郎 / 朝貢 / 羈縻 / 中国少数民族 / 楚文化 / 覊縻政策
研究概要

本年度は本研究の最終年度にあたるため, 各研究分担者が各自のテーマに沿って, 時代・地域を設定して問題点を抽出し, 中国の政治史・制度史・文化史において少数民族の果たした役割を分析し, それを研究代表者に報告した. その概要は以下の通りである.
まず, 本研究においては当初より古代中国における楚民族・楚文化の分析が予定されていたテーマであるが, これについては古賀登が, 近時中国雲夢睡虎地出土の戦国秦代竹簡の中に見える「日書」の解読を通して, 同竹簡が古代楚の占い書であり, そこに古代楚地方にいた民族の民間習俗が反映されている旨を分析した.
中国西方系の少数民族は, 北方系の民族と接触をくりかえし, 極めて複雑な歴史をたどったが, 今日では彼らは中国西北部に新彊ウイグル自治区を形成し, 13種の少数民族が5つの自治州と6つの自治県によって生活を営んでいる. これらの自治州・県と少数民族との関係, および民族変遷の歴史については, 長澤和俊が報告した.
次に, 少数民族と中国政治史との関係に目を向けると, まず福井重雅が, 漢代の代表的少数民族夜郎を取り上げ, 夜郎が漢に帰属した年代を分析し, 同時に漢代政治史上最も重要な問題の一つである董仲舒の対策の上呈年代の範囲をそれによって限定しようとした. また, 唐代は多数の少数民族が漢民族と接触をもった時代であるが, これら外民族と唐王朝との関係は朝貢とい行為によって保たれていた. そこで石見清裕は, 唐代における様々の朝貢規定関係の史料の整理を行なった.
研究成果報告書は, 以上の研究をもとに作成される.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 古賀登: 論集中国社会・制度・文化史の諸問題(中国書店). 176-196 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 福井重雅: 史観. 117. 28-41 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 石見清裕: 論集中国社会・制度・文化史の諸問題(中国書店). 509-528 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 長澤和俊: "シルクロード博物誌" 青土社, 323 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀登: "中村治兵衛先生古稀記念東洋史論叢(唐代賦役制下の官賤民の負担)" 刀水書房, 269-284 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 古賀登: "律令制-中国朝鮮の法と国家-(唐代賦役制度の再検討-品子・蔭免子孫・勲官・散官の負担-)" 汲古書院, 483-515 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石見清裕: "日野先生頌寿紀念・東洋史論集(唐の突厥遺民に対する措置をめぐって)" 中国書店,

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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