研究課題/領域番号 |
60450054
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 奈良国立文化財研究所 |
研究代表者 |
佐原 真 奈良文化財研, その他, その他 (20000466)
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研究分担者 |
土肥 孝 奈良国立文化財研究所, 飛鳥藤原宮跡発掘調査部, 主任研究官 (20099964)
上原 真人 奈良国立文化財研究所, 埋蔵文化財センター集落遺跡研究室, 研究員 (70132743)
金子 裕之 奈良国立文化財研究所, 平城宮跡発掘調査部, 室長 (10000499)
DOI TAKASHI Nara National Cultural Properties Research Institute Asuka and Fujiwara Palace S
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1985年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 山内清男 / 縄紋土器 / 田戸下層式 / 安行式 / 福田K式 / 日本考古学史 |
研究概要 |
ヨーロッパに近代考古学が誕生して150年、日本の近代考古学が成立して100年を経た現在、考古学はその歴史をふりかえり、現状と問題点とを正しく認識して新たなる歩みをすすめるべき段階に至っている。 昭和初め以来、縄紋文化の研究に指導的役割を果し、縄紋土器編年の大綱を樹林した山内清男旧蔵の図書および考古資料は、日本考古学史を正しく学び評価するために逸し難いものである。昭和60・61年度に購入および受贈した図書および考古資料にかんする調査検討を着手進行した結果、その内容が予想どおり大変充実したものであることが判明している。 これらの成果を、今年度から出版することによって、広く学界に発表し、図書および考古資料の活用に資する予定である。 図書は、山内清男蒐蔵図書目録(仮題)として出版する予定である 考古資料は莫大なため、今後 永年をかけて整理を続行する。本年度は、このうち 神奈川県・埼玉県・岡山県各遺跡の縄紋土器を重点的にとりあげて整理結果を豊富な図版と共に出版する準備を進行中である。これらは、いずれも、縄紋土器の編年的研究の上でも学史の上でも重要な土器型式、すなわち、南関東の早期田戸下層式、後期安行【I】・【II】式、晩期安行【III】式、瀬戸内海沿岸地方の後期福田K式にかかわるものである。
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