研究分担者 |
金井 浩 東北大学, 情報処理教育センター, 助手 (10185895)
中尾 光之 東北大学, 情報処理教育センター, 助手 (20172265)
川添 良幸 東北大学, 情報処理教育センター, 助教授 (30091672)
安倍 正人 東北大学, 工学部, 助手 (00159443)
堀口 進 東北大学, 工学部, 助手 (60143012)
城戸 健一 東北大学, 応用情報学研究センター, 教授 (30006209)
大坪 一夫 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (20115538)
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研究概要 |
前年度の成果に従い, 留学生の音声解析システムの抜本的な改善を行なった. その具体的内容は, A/D変換部を本学応用情報学研究センターの開発したシステムを利用し, 精度の向上を図ったこと, およびデータ解析にIBM3081-KX6汎用大型計算機を用いたことである. この変更により, フォルマント抽出, ピッチ抽出等の信頼度が飛躍的に向上した. また, 標準音声としてNHKのアナウンサーによる発声データを利用し, "正しい日本語"の音声データをコンピュータ上に蓄積した. この標準データを用いることにより, 留学生の発声に対する評価関数の作成を可能とした. このデータは60分テープ1巻にまとめられたものであるが, 数多くの短い文章により構成され, その各々が日本語の特徴的な部分を表わすように作られている. 汎用大型計算機上の解析プログラムは, 留学生の発声に対する正しい評価を行うために, DPマッチング法を用いて各要素音を対応させている. このシステムを用い, 中国人留学生, 男女各1名の発声データを上記NHKアナウンサーの発声データと比較検討した. この結果, 日本人には見られなに発声上の違いが得られた. 今後, 国による違い等についての詳細な調査を行なう必要がある. また, 数多くの留学生に対して本システムを試用し, 効率的なコースウエアの確立を行わねばならない.
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