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渉外訴訟における証拠・証明に関する学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60450065
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関北海道大学

研究代表者

福永 有利  北海道大学, 法学部, 教授 (80067595)

研究分担者 櫻田 嘉章  京都大学, 法学部, 教授 (10109407)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード渉外訴訟における証明 / 証拠方法の制限 / 国債民事訴訟法 / 「手続は法廷地方による」という原則 / ディスカバリー / 外国法の証明 / 国際民事訴訟法 / 国際証拠法 / 法廷地法主義 / 証言拒絶権
研究概要

国際民事訴訟法は, 生活の国際化の進展と共に活発な研究の対象とされているが, 証拠・証明法の分野の研究は比較法的にみてもこれまで十分であったとは言えないのが現状である. そこで渉外証拠・証明法の検討の手始として, まず大阪及び東京の若干の渉外弁護士を選んで実務上のこの問題の取扱について面接調査を実施すると共に, これまでの内外の文献・判例の検討を行った. その結果, これまでの研究の遅れが種々の理由に基づくものであることが判明したが, その最大のものは, 伝統的に「手続は法廷地法による」という原則が支配してきたことに由来することが確認できた. そこで, この原則に対するこれまでの取り組みを分析すると共に, その沿革・根拠を検討した結果, この原則が単に一つのドグマとしてではなく, なお主として実際的な理由により維持されていることが分かった. そこで, このような原則の存在根拠を念頭において, おなかつ現在の実際の法状況に合致する証拠・証明法の渉外的取扱を模索するために, まず伝統的に探られていた「実体」と「手続」という法性決定のあり方を検討し, 従来の法性決定にのみ頼る問題解決の手法は, その基準の曖昧さと対象の限定性の故に再考を必要とすることをみた. ついで, 別添の資料において詳しく紹介したように, ケスター・ヴアルティエンの壮大な渉外証拠・証明抵触法の体系を研究し, そこで発見された若干の重要問題について個別的な研究を行い, さらに渉外証拠・証明法をめぐる体系化の試みにも配慮し, 現状においてどのような方向の研究が望ましいかを検討した. 予定した多くの個別的な問題の解決や, 渉外証拠・証明法の全体的体系化の問題については, なお引続き研究することが必要であると思われるが, 国際民事訴訟法全体を見渡すような研究を行う中で, 個別的, 継起的に順次処理する予定である.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 福永有利, 櫻田嘉章: 判例タイムズ(季刊・民事法研究15). 613. 124-154 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 櫻田嘉章: 法学論叢.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Aritoshi,FUKUNAGA&Yoshiaki,SAKIRADA: "Evidence in Intrtnational Civil Litigation" Hanrei-Taimuzu. 613. 124-154 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshiaki,SAKURADA: "Application of the Foreign Law on the Mediun of Evidence in International Civil Litigation" Hogaku-Ronso.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 福永有利,桜田嘉章: 判例タイムズ(季刊・民事法研究15). 613. 124-154 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 桜田嘉章: 法学論叢.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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