研究課題/領域番号 |
60450094
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 聖母女学院短期大学 |
研究代表者 |
沢田 寿々太 (1986) 聖母女学院短, その他, 教授 (70090313)
沢田 寿々太郎 聖母女学院短大, 教授
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研究分担者 |
伊東 理恵 聖母女学院短期大学, 家政学科, 助手 (70179802)
別府 庸子 聖母女学院短期大学, 家政学科, 助教授 (00173568)
ITO Rie Seibo Jogakuin Women's Junior College
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ニューメディア / 情報の中央集権化 / 家庭の主体性 / 情報入手の類型化 / Techno-Lag / 高度情報社会 / 家庭のハイテク化 / 高齢化社会 |
研究概要 |
1.キャプテンターミナル情報検索試行実験による実績 主婦の操作能力を云々する以前の問題としてキャプテンの操作性そのものにまだ多くの改善の余地があるということである。また、情報内容についても、まだまだ実用に耐えるものではない。また、情報の大部分が東京近辺の情報に集中している点にも問題がありそうである。 2.アンケート調査による実績 主婦が情報を入手するにあたっては、何よりも「正しい情報であること」、「的確な情報であること」が重視されていることは言うまでもないが、これに加えて「人の手を煩わせず入手できること」、「時間がかからず、はやく入手できること」、「手間がかからず、らくに入手できること」等も相当に重視されている。情報堤供手段としてのニューメディアの可能性を窺わせるものである。 アンケート調査データに解析計算を加えた結果、主婦の情報入手タイプを「堅実タイプ」、「安易タイプ」、「受動タイプ」3つに大別することができる。この情報入手タイプにそれぞれの主婦をあてはめてみるとき、メカニックなことに非常に強いと自負している人の殆どが「安易タイプ」であり、また、キャプテン操作実験に参加して貰った人々も一般のアンケート調査の回答者よりも「安易タイプ」が多いことなどの知見が得られた。このことから、ニューメディア先取派は「安易タイプ」である傾向が強いことが分った。 3.まとめ 調査並びに実験で得られた事実とニューメディアのシステム特性とを考え合わせると、ニューメディア時代に先駆けて検討すべき課題が多いことが改めて浮彫になった。以上を踏まえ検討を加えた結果の詳細は本学研究紀要第15集に掲載した通りである。
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