研究分担者 |
永野 和男 鳴門教育大学, 教育学部学校教育研究センター, 助教授 (60107224)
藤田 哲雄 京都教育大学, 教育学部理学科, 教授 (10027683)
竹内 博 京都教育大学, 教育学部美術科, 教授 (40144406)
唐沢 博 京都教育大学, 教育学部教育実践研究指導センター, 講師 (90177618)
山川 信晃 京都教育大学, 教育学部教育実践研究指導センター, 教授 (90166588)
増田 久子 京都教育大学, 教育学部, 助手 (50093349)
|
研究概要 |
本研究は, 目下話題になっている遠隔教育について, 特に教師教育を対象として, その方法を開発することを目的としている. 本研究でとり扱った遠隔教育は, その特徴として 1.生涯教育実現のための教育方法開発, 2.教授者と学習との相互コミュニケーションによる教育方法開発, 3.学習者どうしの相互交流・研修を取りいれた教育方法の開発, である. 上記の教育方法開発を目指し, 主として次の問題についての研究成果をまとめた. (1)自己学習と相互啓発学習のためのプログラムの開発と試行 (2)自然言語で対話可能な教授方法に関するコンサルティングシステムの開発 (3)授業過程の構造的分析のための解析システムの開発 (4)鳴門教育大学における遠隔教育のためのコンピュータネットワークシステムの開発 これらは全体として, 次の内容構想をもっている. 1)遠隔教育に対して, 教師が主体的にかかわるためには, 自己学習, 相互啓発学習の耐性が組織されていること. 2)教師が疑問に思うこと, 問題に当面した際に相談できるシステムが開発され, 準備されていること. 3)教師にとって重要な職務である授業を分析し, 研究するための環境が整っていること. これ以外に, 教師の授業設計を支援するためのシステムが望まれるが, これについては今後の研究課題である.
|