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^<128>Teおよび^<130>Teの二重ベータ崩壊の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60460012
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関山形大学

研究代表者

高岡 宣雄  山形大, 理学部, 教授 (40028171)

研究分担者 野間 元作  山形大学, 理学部, 講師 (50007168)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
キーワード二重ベータ崩壊半減期 / テルル130
研究概要

1.諏訪鉱山産テルル鉱物に対して、【^(130)Te】の二重ベータ崩壊半減期(8.5±1.2)×【10^(20)】年が得られた。この値は、筆者(NT)らが以前に発表した半減期と一致し、又Missouriグループの主張する半減期とも一致している。しかしHeidelbergグループの主張する値とは約2倍の違いがある。
2.Cash鉱山産テルル鉱物に対して、二重ベータ崩壊起源【^(130)Xe】を検出定量した。テルル鉱物の化学式(【Ag_3】AuTe)から見積ったテルル濃度(20%)とララマイド期(63±17Ma)の地質年代を仮定すると、【^(130)Te】の半減期は(8.6±2.3)×【10^(20)】年となり、上記の結果と一致する。
3.鉱脈形成時期が地質学的にはっきりしている諏訪鉱山と大谷鉱山のテルル含有鉱脈について、方解石と石英を用いてK-Ar年代測定を試みた。得られたみかけのK-Ar年代は、地質学的に妥当な年代に比べて3倍から8倍も古く、方解石や石英がいわゆるエクセス【^(40)Ar】を含むことが分った。この事実は、方解石,石英あるいはテルル鉱物のようなカリウム濃度の低い鉱物を使って得た年代が、大きな誤差を含む可能性を意味し、テルル鉱物自身のK-Ar年代測定を目ざした研究計画に対して、慎重な検討を必要とすることが示された。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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