研究課題/領域番号 |
60460038
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性一般
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
佐藤 清雄 富大, 理学部, 教授 (20023070)
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研究分担者 |
吉田 喜孝 富山大学, 理学部, 助手 (20107444)
前沢 邦彦 富山県立技術短期大学, 助教授 (90099408)
石川 義和 富山大学, 教養部, 助教授 (20143836)
近堂 和郎 富山大学, 理学部, 助教授 (70018977)
森 克徳 富山大学, 教養部, 教授 (70018993)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | Sm【Cu_2】 / ErNi / DyNi / 【La_(1ーx)】【Ce_x】Ni / 強磁場磁化曲線 / 磁気抵抗 / 磁気体積効果 / 低温比熱 |
研究概要 |
1.Sm【Cu_2】の単結晶を自作し、4.2K,100キロエルステッドの強磁場の中で電気抵抗を測定した。その結果Sm【Cu_2】の電子構造は、b軸方向に開軌道を持ち、0.68〜1.25メガガウスのシブニコフ・ドハース振動に対応する非常に小さなフェルミ面を持っていることがわかった。 2.ErNi 及びDyNiの単結晶を自作し、100キロエルステッドの強磁場中で、磁化曲線及び磁気体積効果を測定した。その結果磁化曲線及びトルク曲線はDy【N_1】に対しては、50キロエルステッドに、Er【N_1】に対しては5キロエルステッドのところで磁化のフロップを示した。 3.次に示す様に、【La_(1ーx)】【Ce_x】Niの3つの領域に分かれる相図を確立した。 (1)4f電子が、3価の状態に局在しているという孤立近藤領域(x<0.6) (2)4f電子が、高温で3価より少し大きい状態で局在しているという孤立した高濃度近藤領域(x>0.6) (3)4f電子が低温で、非局在の近藤格子形成(x>0.6) 4.【La_(1ーx)】【Ce_x】Niの1.3〜4.2Kの比熱と、4.2Kで100キロエルステッドまでの強磁場磁化曲線が測定された。比熱と帯磁率の関係がフェルミ流体理論にもとずいて議論された。それにより、フェルミ面における状態密度が異常に大きいことがわかった。
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