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高密度強力線源を用いたメスバウア散乱回折法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 60460039
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 物性一般
研究機関大阪大学

研究代表者

国富 信彦  阪大, 理学部, 教授 (40028072)

研究分担者 三藤 安佐枝  大阪大学, 理学部, 教務員 (50127304)
河原崎 修三  大阪大学, 理学部, 助手 (40028262)
角田 頼彦  大阪大学, 理学部, 助手 (70028215)
福島 昭三  大阪大学, 理学部, 講師 (10028136)
中井 裕  大阪大学, 理学部, 助教授 (10028178)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
キーワードメスバウア小角散乱 / メスバウア線源の再処理法
研究概要

メスバウア散乱・回折法を広く利用できるようにするために、【^(57)Co】メスバウア高密度強力線源を入手し、それに伴う種々の困難の解決及び新しいメスバウア散乱・回折法の開発が本研究の目標である。
全ガンマ線に対する割合が少いために通常は無視できるが、強力線源であるために、高エネルギー・ガンマ線の遮蔽を考慮しなければならない。メスバウア振動系の遮蔽体を作製し、測定時の遮蔽を完全にすると共に、線源を取付・取はずしする際、できるだけ被爆線量を少くするような構造とした。後述の線源再処理装置の遮蔽体も製作した。
高密度強力線源であるために、【^(57)Ca】の壊変により線源中に生成される【^(57)Fe】の自己吸収効果によって、線源から放出されるメスバウア・ガンマ線の線束は自然減衰より急激に減少し、線巾が見掛上著しく増加する。線束及び線巾の経時変化の測定結果は上の自己吸収効果で定量的にも理解できる。自己吸収効果をなくすために、線源中の【^(57)Fe】と【^(57)CO】を化学的に分離し、熱処理を行って再び【^(57)Fe】を含まない【^(57)Co】Oの線源に再生する必要がある。化学処理及び熱処理のための装置を作製し、種々の試みをトレーサーを使って行った。【^(57)Fe】と【^(57)Co】の分離を始め種々の化学的過程は成功したが、熱処理段階でのアルミナ・ディスクへの【^(57)Co】の拡散には解決すべき点が残った。
次に、線巾が経時変化することを利用して、エネルギー分解能可変のメスバウア小角散乱法の開発を試みた。Fe-Niインバー合金の小角散乱実験を行った。未だ充分な統計精度が得られていないために、結論には至っていないが、中性子小角散乱法では区別できない2種のモデルを区別できることが判った。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中井裕,宮本隆志,国宮信彦: Nuolear Instruments and Method.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yutaka Nakai, Takashi Miyamoto and Nobuhiko Kunitomi: "Guide Tube for Mossbauer Small Angle Scattering" Nucl. Instr. Meth.Submitted

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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