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知識処理を支援する並列オブジェクト指向計算機アキテクチャの研究

研究課題

研究課題/領域番号 60460131
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 情報工学
研究機関東京大学

研究代表者

田中 英彦  東京大学, 工学部, 教授 (60011102)

研究分担者 斎藤 禎  東京大学, 工学部, 助手 (90011139)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1985年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワードオブジェクト指向 / 並列処理 / デバッグ / ブラウザ / 名前 / データ駆動 / ペトリネット / タイプ推論 / 計算機アーキテクチャ / 単一代入則 / 知識処理 / 名前管理 / デバッギング / 分散インヘリタンス
研究概要

本研究は, 知識処理=記号処理を並列計算機を用いて支援していく際のプログラミング言語とプログラミング環境および計算機アーキテクチャを研究するものである. この研究の独創性は以下の点にある. このうち3と4は本研究の過程で見い出されたものである.
1.並列オブジェクト指向言語DinnerBellの設計, 実装を行なった. これよりプログラムのもつ並列性の自動抽出という他に例を見ないオブジェクト指向言語ができた. またプログラムの記述性で問題となる非決定性についてはメッセージの待ち合わせであるjoinを導入することによって解決した. いろいろな記述例よってこの言語が十分な記述力があることが判明した.
2.DinnerBellのコンパイラ, デコンパイラの作成により, プログラムの名前を知的データベースに取り込むシステムを作成した.
3.OS等で使われる名前についての調査によって, 名前と高階論理のタイプの対応が明らかになった. これにより単にデータベースとしての名前管理から, プログラムの名前検証というレベルにまでシステムを高めることができた.
4.joinを使ったピュアなオブジェクト指向言語は, ペトリネットとの対応が非常によく, これを用いたデバッグシステムについて研究した.
5.オブジェクト間の大域的な関連は, インヘリタンスとオブジェクト間の参照関係から知ることができる. これらの効果的な表示, 探索機構について研究した.
6.コンテクストをトークンとして動作するデータ駆動計算機をシミュレーションを通して研究した. これにより, オブジェクトを単位とした簡単で効果的な負荷分散がなされていることが分かった. これはいわゆるマクロデータフローに対応する.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 河野真治, 立川江介, 海部眞幸, 神田陽治, 田中英彦: 電子通信学会EC85-72.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 阿部雅彦, 神田陽治, 田中英彦: 電子通信学会EC85-71.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 青柳龍也: 情報処理学会研究会知識工学と人工知能87-AI-51-7.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 河野真治, 田中英彦: 電子通信学会データフローアテクと並列処理時限研究専門委員会.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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