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盲人用触覚テレビを用いた画像教育に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60460240
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関鳴門教育大学 (1986-1987)
大阪大学 (1985)

研究代表者

末田 統  鳴門教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70029528)

研究分担者 小田 浩一  国立特殊教育総合研究所, 視覚障害教育研究部, 研究員 (60169307)
新谷 守  東北大学, 教育学部, 助教授 (90004126)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1985年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
キーワード視覚障害者 / 盲人 / 画像教育 / 画像入力 / 画像提示 / 触覚テレビ / テレビ / 画像 / コンピュータ・グラフィック / パターン認識
研究概要

本科学研究費助成金では, 触覚テレビを用いた画像教育をどの様な方法で行うのが適しているかを研究することであった. この目的を達成するために, 画像提示の基本的な振動感覚特性の研究, 画像提示方式の比較研究, 触覚テレビへの提示画像教材の作成, 盲人による画像入力が可能なシステムの開発研究を行ってきた.
触覚テレビのカラー化に向けての基礎研究, 複合バースト振動の実験は, 色認知補助装置への新たな展開を見るに充分な結果を得た.
画像提示方式の比較検討では, 研究代表者らの開発した触覚テレビ方式の方が, 触知する手と別の手でカメラを操作する方式よりも画像認知を行い易いことが明らかとなり, その性能は, 2倍近いことが示された. 今後, 触覚テレビを改良し, 触知部分を軽量化すれば, その性能はさらに向上すると思われ, 画像認知補助装置としては, 触覚テレビ方式が現在の所もっとも優れていることが示された.
盲人用コンピュータシステムの開発研究と, 触覚テレビの研究をドッキングさせることによって盲人用の画像入出力装置の試作システムが完成した. これは, 研究開始当初に計画に無かったもので有り, 大きな成果である. 今後, 本システムのプログラムの充実によって, 盲児の触知能力の向上を目指す教材の開発を行えるものと思われる.
触覚テレビへの, ビデオ教材の提示については, 市販のビデオ再生装置では性能が充分でなく, スロー再生時にも通常速度の再生時と同様の映像信号を出力する機器の開発が必要であることが明らかとなった. この様な機器の開発は, 触覚テレビの為だけでなく, 一般の視聴覚教材の利用においても必要なものである.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 末田統: システムと制御. 30. 45-47 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 末田統: 日本音響学会誌. 43. 329-335 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 末田統: バイオメカニズム学会誌. 12. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 末田統: 視覚障害. No. 88. 5-20 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] O.Sueda: "Image information trdnsmission via vibrotactile sensdtion for Blind" The Journal of the Acoustical Society of JAPAN. 43. 329-335 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 末田統: システムと制御. 30. 48-51 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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