研究課題/領域番号 |
60470033
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分析・地球化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
梅澤 喜夫 (1986) 北海道大学, 理学部, 教授 (80011724)
梅沢 喜夫 北海道大学, 理学部, 教授
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研究分担者 |
片岡 正光 北海道大学, 理学部, 助手 (40091425)
菅原 正雄 北海道大学, 理学部, 助手 (50002176)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | イオン選択性電極 / 膜電位 / イオンの非対称輸送 / 電荷分離 / 固体膜イオンセンサー / ニュートラルキャリア / イオンセンサー / イオン交換体型液膜イオンセンサー |
研究概要 |
本研究では、固液、液液のイオン選択膜界面における、イオンの輸送、分配をいくつかの分光法により測定し、2相間物質収支を調べた。それにより、なぜイオン選択的に膜界面で電荷分離が生じ電位が発生するか、検出下限は、膜物質の溶出と推定されてきたが、実際本当に、またどれ程溶出しているか、superないしsub Nernstian応答の原因、応答時間を支配する因子などにつき、いくつかの新しい知見を得た。また溶媒抽出の機構と液膜イオン選択性電極は前者が膜バルクでの電荷中性に立脚しているのに対し、後者は膜界面での電荷分離をとくに取り出して観測(電位として)していると思われるので、両方法論の比較を組織的に行った。 本期間中に行った研究項目は以下の通りである。 1.液膜イオン選択性電極と溶媒抽出法との方法論的比較研究 2.金属緩衝液/硫化同(II)固体膜界面の物質収支と膜電位 3.ニュートラルキャリア液膜界面でのイオン輸送と膜電位 4.結晶面を規定したCdSイオン選択性電極の応答特性 5.光応答性クラウン化合物をプローブとする液膜々電位の研究 6.LaF_3単結晶界面の化学量論と膜電位のXPS、ICP、ISE及びイオンクロマトグラフィーによる研究
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