配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1985年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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研究概要 |
本研究者らは半導体電極を用いることにより, 光エネルギーを電気化学的に変換してクリーンエネルギーである水素燃料および電気エネルギーを発生させる電気化学光電池を研究してきた. 本年度においては光エネルギー変換効率の向上をめざして, 以下の各項目に示すような半導体表面機能化を試みた. (1)無機半導体-有機高分子系を用いる新しい機能界面の発現: 非常に反応活性な光励起TiO_2表面等を用いる表面機能化法としてピロール溶液中で光電解し, 光照射されたところに有機高分子物質をつけ, 新しい機能表面を作った. この新しい光表面を用いて画像形成, 色素のとりこみなど特異な反応をおこさせた. (2)半導体電極の化学修飾法に機能化: 溶解反応をおこしやすいGaAsやInPなどの半導体をシアン化合物による化学修飾や, ポリパイロールによる高分子被覆をおこない, 安定化と機能をおこなった. (3)最適の解媒担持による半導体電極系と光触媒系のシステム設計: 太陽エネルギーの化学エネルギーや電気エネルギーへの変換効率の高いシスチムを組み, その特性を検討した. (4)機能化された光励起半導体表面のいろいろの応用可能性の追求: 光エネルギーへの変換以外の応用も期待し, 研究成果を総合的にまとめ, 応用できる領域への発展を考えた. 特に新しい画像形成法, 新しいリソグラフィー技術など応用できる分野が多いことから, 具体的にホログラフィー用パタンの作製, 色素画像を形成し, その解像度を求めた.
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