研究課題/領域番号 |
60470113
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
平山 忠一 熊本大, 工学部, 教授 (10040429)
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研究分担者 |
伊原 博隆 熊本大学, 工学部, 講師 (10151648)
本里 義明 熊本大学, 工学部, 名誉教授
MOTOZATO Yoshiaki Faculty of Engineering, Kumamoto University, an Emeritus Professor
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 両親媒性 / ポリペプチド / ポリ(γ-メチル L-グルタマート) / ポリプロピレングリコール / 液体クロマトグラフィー / ゲル浸透クロマトグラフィー / 球状粒子 |
研究概要 |
グルタミン酸メチルやポリプロピレングリコールメタクリレートのような両親媒的なモノマーからクロマトグラフィー分離のための多孔質球状物を調製した。前者は独自に開発した懸濁蒸発法を用いて、後者はエチレングリコールジメタクリレートとの懸濁共重合によって達成された。 1.ポリ(グルタミン酸メチル)、以下PMLG、から調製される球状体は希釈剤としてデカヒドロナフタレンやドデカン酸メチルを用いることによって容易に多孔度を調節できることが明らかになった。水溶性多糖類を用いたゲル浸透クロマトグラフィーでは排除限界分子量において200万,空孔率において95%が達成された。 2.このPMLG球状粒子は水素だけでなく有機溶媒系で使用できることが確認された。水からメタノールあるいはテトラヒドロフランへの溶媒置換は容易であり、膨潤度や多孔度もこれらの溶媒においてあまり変化しない。 3.PMLG球状粒子は極めて耐流速性にすぐれている。例えば排除限界分子量100万の粒子でさえ、容易に数ml/min(5mmI.D.)を達成することができる。これらの特性はPMLGがポリペプチド特有の高次構造を形成していることに由来する。 4.ポリプロピレングリコールメタクリレートからの球状粒子は重合時に添加する希釈剤の極性および添加量によって疎水性が著しく異ることが見出された。粒子の疎水性は重合時に形成される希釈剤の相分離ドメインの極性と関係しているものと考えられる。一方、この疎水性は従来の逆相クロマトグラフィー用充填剤と比較して小さいために、比較的疎水性の小さい物質、例えば、生体関連物質の分離が有効であることが確認された。
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