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絹フィブロインおよびその類似タンパク質からなる化学繊維の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60470121
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 蚕糸学
研究機関東京農工大学

研究代表者

福本 修  東京農工大学, 工学部, 教授 (40134788)

研究分担者 石坂 弘子  東京農工大学, 工学部, 助手 (30015052)
奥山 健二  東京農工大学, 工学部, 助教授 (30038020)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1985年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード絹フィブロン / 再生繊維 / ポリペプチド / アミノ酸重合 / 活性エステル法ゲル紡糸延伸 / 液クロ / 逆相クロマト / 絹フイブロイン / タンパク繊維 / ゲル延伸 / アミノ酸熱重合
研究概要

1.絹フィブロインリン酸溶液を紡糸原液とする再生絹糸, ゲル紡糸延伸. 紡糸液にDMFを添加し, 硫酸ナトリウム水溶液を凝固浴として紡糸延伸し, メタノール処理後再延伸して延伸比10で比重1・35引張り強度2・2g/d伸度8-10%の再生絹糸を得た. メタノール処理でβ構造に転移する. PVA含量20%の複合糸もまた良好な結果を得た. またカルボキシル基を側鎖にもつポリアミドのBa塩はゲル紡糸延伸が可能である.
2.絹成分類似オリゴペプチドの合成.
絹フィブロイン類似ポリペプチドを合成する目的で, まずそのオリゴペプチドを合成した. アミノ基は0-ニトロフエニルスルフエニル基で保護し, 対称型酸無水物法,活性エステル法を併用し, Ala-Gly単量体, 二量体, 三量体, Ser-Gly-Ala-Gly-Ala-Gly,Ala-Ala-Gly,Ala-Gly-Glyなどを合成した.
3.絹類似ポリペプチドの合成.
Ala-Gly活性エステルの溶液重合では重合度が高くならない. LiClやCaCl_2を共存させると, 環化を防ぎβ構造のポリペプチドになる. 溶液重合マトリックス重合を併用すると重合度が高くなり, とくにAla-Ala-Gly,Ala-Gly-Gly,では還元粘度0.4のポリペプチドを得た. しかし合成ポリペプチド繊維をうるにはいたらなかった.
4.高速液体クロマトグラフィによるアミノ酸オリゴマーの測定.
逆相クロマトグラフィでグリシン,アラニン系シペプチドの分離ができた. 絹フィブロイン部分加水分解物のジペプチド分析で, グリシン,アラニンが交互に配列することを確認した. リン酸による加水分解では最初比較的大きなペプチドのピークが一か所に集中して現われ, この解明が今後の検討課題の一つである.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 石坂弘子: 日本蚕糸学雑誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 石坂弘子: 日本蚕糸学雑誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HIROKO,ISHIZAKA: "REGENERATED SILK PREPEARED FROM ORTHO PHOSPHORIC ACID SOLUTION OF FIBRON." THE JOURNAL OF SERICULTURAL SCIENCE OF JAPAN.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HIROKO,ISHIZAKA: "THE ANALYSIS OF AMINOACID OLIGOMERS BY MODERN LIQUID CHROMATOGRAPHY AND HYDROLYZING BEHAVIOR OF SILK FIBROIN." THE JOURNAL OF SERICULTURAL SCIENCE OF JAPAN (SCHEDULED).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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