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収穫部位への炭素転流速度ならびに転換効率が野菜の品質に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 60480038
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関東京大学

研究代表者

崎山 亮三  東大, 農学部, 教授 (70011955)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
キーワード野菜 / 果実 / 転流 / 品質 / 転換効率 / 維持呼吸 / 糖 / 乾物
研究概要

本研究は野菜,特に果菜における品質改善に資する目的で、同化産物の転流速度ならびに生長転換効率が乾物濃度に及ぼす影響を、キュウリ果実において調査したものである。
1.果実体積を非破壊的に測定することにより、果実の新鮮重と乾物重を高い精度で推定できた。
2.体積の比生長速度(RGR)は単位体積当たり呼吸速度(R/V)とほぼ比例していた。
3.RGRとR/Vはともに【Q_(10)】が約2の温度反応を示した(10〜35℃)。
4.維持呼吸係数は30℃で14.1μg【CO-2】 【gDW^(-1)】 【min^(-1)】であった。
5.維持呼吸速度は全体の呼吸速度の約10%を占めるにすぎなかった。
6.維持呼吸速度は【Q_(10)】が約2の温度反応を示した(10〜35℃)。
7.果実における同化産物の生長転換効率は0.88と計算された。
8.上記3と6の結果により、生長転換効率10〜35℃の範囲では、温度によって変わらないことが示唆された。
9.乾物の約50%は可溶性糖であり、その大部分はグルコースとフラクトースで、ショ糖はほとんど存在しなかった。
本研究の結果はキュウリ果実の乾物濃度は同化産物の転流濃度や生長転換効率によって大きな影響を受けないことを示唆していた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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