研究課題/領域番号 |
60480042
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
上本 俊平 九大, 農学部, 教授 (50038155)
|
研究分担者 |
大久保 敬 九州大学, 農学部, 助手 (80150506)
藤枝 國光 九州大学, 農学部, 教授 (20038318)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
|
キーワード | 鱗茎球根作物 / ヒヤシンス / テッポウユリ / アマリリス / チューリップ / 内生植物ホルモン / 休眠;節間伸長 |
研究概要 |
ヒヤシンスおよびテッポウユリでは、鱗片挿しによる出葉反応ならびに内生植物ホルモンの消長から、休眠は冬季の低温によって誘起されることを明らかにし、休眠導入現像と球根形成導入現像には同一性が認められることを明らかにした。 アマリリスにおいては、鱗片挿しにおいても熱帯原生の性質をしめし、20℃以上の高温区において仔球形成ならびにその後の生育は大であり、また外与の植物ホルモンとしてはBA処理が最も効果的であることを明らかにするとともに、従来の繁殖方法である2鱗片挿しと新しい試みである1鱗片挿しとでは仔球の形成過程が異なっていることを顕微鏡観察によって明らかにし、従来不可能とされてきた1鱗片挿しによる繁殖は、ランにおけるプロトコームからの植物体形成と同様な過程を経ることによって可能なことを示唆した。 休眠打破後の生育については、チューリップを用いて研究を行い、花茎の上位節間の伸長期には内生ジベレリン活性が高くなること、アンシミドール処理により上位節間の伸長および内生オーキシン量の増加は抑えられ、【GA_3】処理によって回復されること、ならびにアンシミドール処理もしくは暗黒処理によって内生ジベレリン活性の増加を抑えておくと、IAA処理の効果は小であったが【GA_3】とともに処理することによって大きな伸長促進効果が得られることを明らかにし、すでに明らかにしている下位節間の場合と同様、上位節間の伸長もまたシベレリンおよびオーキシンの双方によって制御されていること、ならびに上位節間および下位節間の伸長を制御するジベレリンはその種類が異なることを明らかにした。
|