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定繊繰糸過程における接緒構造に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480049
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 蚕糸学
研究機関信州大学

研究代表者

嶋崎 昭典  信大, 繊維学部, 教授 (50021168)

三浦 幹彦  信州大学, 繊維学部, 助教授

研究分担者 三浦 幹彦  信州大学, 繊維学部, 助教授 (60135168)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード定繊繰糸 / 接緒 / 落緒 / 生糸繊度 / 繭糸繊度 / 確率モデル / 解じょ率 / 細限繊度
研究概要

定繊繰糸過程において、理論的解析のための従来の仮定、(1)使用原料繭の解じょ率は100%か、それに近い値をとる。(2)接緒直前の繊度は常に細限繊度に等しい、(3)接緒直後の繊度の増加量は接緒時の繭糸繊度に等しい、を検討し、解じょ率が100%の原料繭であっても落緒直後の繊度の半分ほどは細限繊度以下になり、仮定(2)(3)は必ずしも成り立たないことがわかった。そこで、新に現実データに適合する接緒モデルを作成し、接緒直前の生糸繊度と接緒直後の生糸繊度の理論分布を導き、シミュレーションにより検討した結果、接緒直前の生糸繊度分布は、繭糸繊度がなだらかに減少し細限繊度に達した場合と、落緒によって細限繊度以下になった場合が考えられる。したがって、落緒直後の生糸繊度分布は落緒時繭糸繊度と落緒直前の生糸繊度の差の分布であり、接緒直前の生糸繊度分布は、細限繊度より細くなったという条件の下での分布となることが知られ、シミュレーションによって良く適合することが確められた。又、接緒直後の生糸繊度分布は、接緒直前の繊度が細限繊度に等しい場合と、落緒直後の繊度に等しい場合が考えられる。したがって、接緒直後の生糸繊度分布は落緒直後の生糸繊度、接緒時繭糸繊度と初期繊度の和の分布に細限繊度以下にならない割合で初期繊度分布が加えられたものとなる。シミュレーション実験を行い、良く適合することが知られ、定繊繰糸過程での接緒のモデルを与えることができた。又、これにより定繊生糸の繊度変化を管理するための重要な指針を与えることが知られた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 三浦幹彦: 日本蚕糸学会第56回学術講演要旨集. 56. 90 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 嶋崎昭典: 日本蚕糸学会中部支部講演集. 42. 7 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] MIURA, MIKIHIKO: "Statistical analysis on the cocooning movement of silkworm." The Journal of Sericultural Science of Japan, lecture note No.56,p90. 56. 90 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] SHIMAZAKI, AKINORI: "Studies on the appearance quality of the dupion effect." The Journal of Sericultural Science of Japan,cyubu branch lecture note No.42,p7. 42. 7 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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