研究課題/領域番号 |
60480075
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
農業気象・生物環境制御学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
高倉 直 東大, 農学部, 教授 (50011929)
|
研究分担者 |
本條 毅 東京大学, 農学部, 助手 (60173655)
蔵田 憲次 東京大学, 農学部, 助教授 (90161736)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
|
キーワード | 植物工場 / 人工光栽培 / 完全制御型 / レタス |
研究概要 |
完全人工環境下での栽培、いわゆる植物工場における問題点として、主として人工光栽培と養液制御に関して解析を行った。 人工光源としてはエネルギー効率の最も良い高圧ナトリウムランプを用いて、光強度、明暗周期の影響を調べた。養液制御においては、EC及びpHを自動検出し、追肥できるシステムによって比較試験を可能とし、ECレベルの相違による蒸散量の変動を明らかにした。 供試した作物はサラダ菜である。 まず、光周期のみ変化させた場合、生長率や乾物率に大きな変化はなかったが、葉形に若干の変化がみられた。次に、光強度及び明暗比を変化させたが、生長率は光強度と明期の増加に従い大きくなった。一方生体重増加率は光強度と明期の増加にともない低下することが判明した。 養液制御においては、養液濃度の変化、液肥の注入による養液濃度の増加量、給水による養液濃度の増加量、作物の吸収による養液の減少量との間に一定の関係があることを明らかにし、さらに、光条件の変化にかかわらず、低下するECと積算蒸散量との間に高い相関関係があることを明らかにした。
|