• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

動物マイコプラズマの抗原遺伝子の構造と機能

研究課題

研究課題/領域番号 60480088
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関宮崎大学

研究代表者

原澤 亮  宮崎大, 農学部, 助教授 (70159101)

研究分担者 永友 寛司  宮崎大学, 農学部, 助教授 (10041063)
KIYOYAMA Hiroko  Miyazaki University
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードマイコプラズマ / 抗原遺伝子
研究概要

本研究は(1)血清学的方法に基づいて分類・整理されている動物由来のマイコプラズマについて、その抗原決定基を指令する遺伝子を組換えDNA技術により、大腸菌にクローン化し、その遺伝子の構造を決定し、それを応用して遺伝子レベルでのマイコプラズマの系統的分類を行うこと、および(2)大腸菌もしくは哺乳動物培養細胞内で抗原遺伝子を発現させることにより、家畜のマイコプラズマ感染症に対するワクチンの開発への応用を計ることの2点を目的としている。
初年度(昭和60年度)は、(1)マイコプラズマを大量培養し、その遠心沈渣から染色体DNAおよび菌体タンパク質を分離・抽出するとともに、組換えDNA用ベクターを大量に収集・精製し、(2)マイコプラズマの菌体タンパク質の電気泳動とイムノブロッティングにより抗原タンパク質を同定し、さらに(3)マイコプラズマの染色体DNAおよびプラスミド・ベクターを酵素的に切断・連結し、大腸菌に導入し、マイコプラズマの遺伝子ライブラリーを一種類作成した。しかし、得られたライブラリー中には、抗原物質産生クローンは検出できなかった。そこで次年度(昭和61年度)は(1)外来遺伝子の発現ベクターであるラムダgt11ファージを用いて、マイコプラズマ・パルモニスの遺伝子ライブラリーを作成し、(2)酵素抗体法により抗原物質産生クローン10株を得た。これらのクローンは抗原物質を産生するので、マイコプラズマ・パルモニス感染症に対するコンポーネント・ワクチンの開発のための好個の素材になると考えられる。今後、産生される抗原物質の中から、感染防御抗体の産生を促すものを選択し、ワクチンの開発への道を拓く予定である。また、抗原遺伝子の構造についても目下検討中であるが、その成果を応用してマイコプラズマの分類・同定のための核酸プローブの開発も計画している。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 原澤亮 他: 日本獣医学雑誌. 47. 901-909 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Harasawa,R.et al.: Microbiology and Immunology. 30. 919-921 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 川瀬雅子 他: 組識培養. 12. 298-303 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Harasawa, R. et al.: "Genomic and phenotypic analyses of avian ureaplasmas." Japanese Journal of Veterinary Science. 47. 901-909 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Harasawa, R. et al.: "A reliable and sensitive method for detecting mycoplasmas in cell cultures" Microbiology and Immunology. 30. 919-921 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kawase, M. et al.: "Detection procedures for mycoplasmal contamination in cultured cells." Tissue Culture. 12. 298-303 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi