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非A非B型肝炎感染チンパンジーからのウイルス分離

研究課題

研究課題/領域番号 60480157
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関日本大学

研究代表者

志方 俊夫  日本大学, 医学部, 教授 (50009932)

研究分担者 杉谷 雅彦  日本大学, 医学部, 助手 (40187654)
鈴木 高祐  日本大学, 医学部, 助手 (00158974)
江角 真理子  日本大学, 医学部, 講師 (60160363)
清水 洋子  , 予研腸内ウイルス部, 研究官 (00142357)
内田 俊和  日本大学, 医学部, 助教授 (80060078)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1985年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワード非A非B型肝炎 / モノクロナール抗体 / チンパンジー感染実験
研究概要

残念ながら非A非B型肝炎ウイルスの分離はまだ成功していない。非A非B型肝炎に感染したチンパンジー及びヒトの回復期のリンパ球からEBウイルストランスフォーメイション法で確立した非A非B型肝炎関連モノクロナール抗体、及びそれに対応する抗原の解析がすすめられた。この抗原は非A非B型肝炎とデルタ肝炎に感染したチンパンジーあるいはヒトの非A非B型肝炎急性期に特異的に認められた。電顕レベルの酵素抗体法で感染したチンパンジーの肝細胞に見られるmicrotubular aggregateに反応することが明らかになった。すでにこの抗原は精製され京都大学の中西教授のもとでアミノ酸組成の解明、cDNAのクローニングも終わった。このcDNAをプローブとして細胞のDNAを調べると既に細胞のDNAにこの遺伝子があることも判明した。既ちこの抗原はウイルスの遺伝子で読まれているものではなく、非A非B型肝炎ウイルス感染に関連して、細胞遺伝子の発現がおこるものと考えられる。それならば正常の状態で体のどこかでこの遺伝子の発現があるかどうか調べた。ただ正常のチンパンジーの各臓器の凍結材料が手にはいらず、非A非B型肝炎に感染した2頭のチンパンジーを使用した。各臓器を酸素抗体法で染色すると副腎の皮質細胞に抗原が染まり、電顕レベルの酵素抗体法でmicrotubular aggregateに類似した構造が染まった。ただこれが非A非B型肝炎ウイルス感染に関連して発現するのか正常でも発現しているのかまだ明らかではない。現在さらに同じEBウイルストランスフォーメイション法及び若干の工夫を加えたマウスハイブリドーマ法で非A非B型肝炎ウイルスの遺伝子でコードされている抗原に対するモノクロナール抗体を取るべく作業を進めている。なぜならばウイルスを見つける為にはウイルスの遺伝子で読まれている抗体の方が便利であるからである。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 志方俊夫: 内科. 57. 1017-1021 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 塙三恵: 肝臓. 27. 1507-1513 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 志方俊夫: 実験医学. 5. 129-133 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 志方俊夫: 45. 433-443 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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