研究課題/領域番号 |
60480221
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
糸山 泰人 (1986) 九州大学, 医学部, 助教授 (30136428)
黒岩 義五郎 (1985) 九州大学, 医学部, 教授
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 三次元画像解析 / 脱髄病巣 / 脳腫瘍 / 脱髄性疾患 / 三次元解析 / 髄鞘免疫染色 |
研究概要 |
I、脱髄性病巣への三次元解析装置の応用:脱髄病巣の進展機序を解明する目的で、脱髄病巣の脳内分布をはじめとして顕微鏡学的な毛細血管や炎症性細胞との関係を三次元的に解析を行った。脱髄病巣は脳室や比較的大きな血管との関係では三次元的に分析可能であったが、毛細血管走行との関係や炎症細胞の分布との関係では技術上の困難があり十分な分析が出来なかった。 II、脳腫瘍への三次元解析装置への応用:脱髄病巣の三次元分析の経験をもとに、脳腫瘍病変部と脳組織との関係をCT画像データと脳血管撮影データを中心に三次元的に分析した。脳腫瘍の三次元分析は以下の点で良好な結果を得た。 a)脳腫瘍病変部は頭蓋骨、脳室、脳血管との関係で良好な三次元的画像構成がなされた。 b)三次元的画像構成された脳腫瘍病変部は、三次元的に自由に回転し、拡大率を変化させられ、任意の方向から任意の面で割断処理分析が可能であった。 c)各画像対象を透亮像として三次元的に分析可能であるので、ある割断面を通して深部の腫瘍、血管、脳室等が透亮像として立体視できるので外科的アプローチ(手術および生検診断)をする上で重要な情報となりうる。 d)本分析装置はパーソナルコンピューターであるのでシステムそのものを自由に手術室へ移動でき、術中に情報を活用できる利点がある。
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