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老年者高血圧の自律神経機能と血管反応性

研究課題

研究課題/領域番号 60480232
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関高知医科大学

研究代表者

小沢 利男 (1986)  高知医科大学, 医学部, 教授 (20009955)

小澤 利男 (1985)  高知医科大学, 医学部, 教授

研究分担者 松林 公蔵  高知医科大学, 医学部, 助手 (70190494)
大塚 邦明  高知医科大学, 医学部, 助手 (60038908)
島田 和幸  高知医科大学, 医学部, 講師 (90145128)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1985年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワード高血圧 / 自律神経機能 / Ca拮抗薬 / 血小板内Ca / 年齢
研究概要

本研究の目的は、Ca拮抗薬nifedipine 1回経口投与の降圧効果に影響する諸因子のうち、特に自律神経機能との関連を明らかにすることにある。また、併せて血小板内Ca濃度を測定し、その加齢と血圧値に対する関係をも検討した。さらに20歳代と60歳代健常男子の自律神経機能も検討した。対象と方法 血圧値が160/95mmHgをこえるWHO I、II期の中高年本態性高血圧23名を対象とした。これらにnifedipine 10mgを経口投与し、その30分後で自律神経機能検査を施行し、降圧度に及ぼす諸因子を検討した。検査は70度頭位挙上試験、臥位と立位のPNE値とPRA値測定、Valsalva試験による調圧反射示数BRSI、寒冷昇圧試験CPTおよびその際の前腕血管抵抗FVRの変化などである。統計的検定は偏相関分析を用いた。結果:Nifedipine投与後、血圧は低下し、心拍数は上昇、PNEは有意に上昇、PRAも増加したが有意ではなかった。降圧度に影響を及ぼす因子として有意な正相関を示したのは、年齢、血圧値、PNEとその上昇値、FVR値などであった。一方、BRSIの低下、起立時血圧低下、起立時PRA上昇抑制なども降圧度を増強せしめる傾向であったが、PRA値は関連がなかった。以上の結果は、自律神経機能障害が年齢、血圧値とともにCa拮抗薬の降圧効果を増強するものと解釈し得る。次に、血小板内Ca濃度は、高血圧の血圧値と相関し、降圧とともにその値も低下するとの報告があることから、その値について検討した。方法はQuin IIを加えて螢光度を測定するものである。10名の正常人で現在比較的安定した値が得られた。これら血小板Ca濃度と拡張期血圧との間には、r=0.46(P<0.2)程度の相関がみられた。最後に、20歳代と60歳代の健常男子の循環機能の比較では、血行動態に有意差がなくても自律神経性調節機能に差のあることが明らかにされた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小沢 利男: 病態生理. 6. 979-981 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小沢 利男: 臨床科学. 23. 1548-1553 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小澤 利男 他編: "老年者高血圧とca桔抗薬" メディカルトリビューン, 89 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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