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ヒト食道癌細胞に対するモノクローナル抗体の作成と転移巣診断のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480297
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東北大学

研究代表者

西平 哲郎  東北大, 医学部, 講師 (50101142)

研究分担者 千葉 敏雄  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (20171944)
林 富  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (40125638)
佐々木 崇  東北大学, 医学部, 講師 (00124579)
佐々木 久雄  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10110660)
千葉 庸夫  東北大学, 医学部附属病院, 助教授 (70110658)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードヒト食道癌 / モノクローナル抗体 / 転移巣 / 局在診断
研究概要

本年度は前年度までのスクリーニングで得られた3種の抗体の性質を更に深く明らかにし、残りのクローンのスクリーニングにより、より食道癌(扁平上皮癌,未分化癌も含む)に特異的な抗体を探索した。(a)LF-10:食道癌の7割に対し反応陽性となるが、正常の扁平上皮に対しても基底層付近が陽性となった。更に本抗体の標的とする抗原はケラチン蛋白の一種であることが予想された。現在、抗原の分子量を検討中である。(b)5A12:食道扁平上皮癌のうち分化度が高い程染色(反応)強度が上がることが判明した。しかし一方、正常に分化をとげた食道上皮が全く反応しないという興味ある知見も得られ学会発表した。この現象の意義については現在鋭意研究中である。しかし本抗体はまた腺上皮,筋組織とも反応し、癌特異性については高いとはいいがたかった。(c)KM-10:本抗体は、食道癌の50%,胃癌組織の70%に反応陽性となり、正常食道上皮と反応しない。本抗体が将来イメージング等の臨床応用可能かについて検討中である。残りの食道癌に反応陽性となる抗体の検索を進めた結果、G1-16と命令した抗体が食道癌組織5種とすべて反応し、しかも腺組織,筋と反応しなかった。このため、更に脳などの全身各所の組織との反応性を確認すべく準備中である。イメージングに関しては理想的な抗体が得らるぬことから抽出を断念せざるを得なかった。しかし、LF-10と5A12を組み合わせ、両者により抽出される箇所を拾いあげることで、この問題を解決する方針とし、核種,Scanning cameraを検討中である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 増田真幸: 日本消化器外科学会雑誌. 20. 413 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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