研究課題/領域番号 |
60480354
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 昭太郎 新大, 医学部, 教授 (30018288)
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研究分担者 |
北村 康男 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (90158874)
森下 英夫 新潟大学, 医学部附属病院, 講師 (70143782)
湯浅 龍彦 新潟大学, 脳研究所, 講師 (10115090)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 【^(31)P】-スペクトロスコピー / 高エネルギー燐酸化合物の腎内代謝 / 温虚血 / フロセミド |
研究概要 |
1.ラット虚血腎におけるin vivo【^(31)P】-NMR spectroscopy 1)30分間虚血群:虚血開始直後より無機燐値は増加し、灌流再開後早期に減少して、再開60分後でほぼ虚血前値に回復した。無機燐のchemical shiftは虚血開始直後より低磁場側へ変動し、灌流再開30分後で前値に回復して、再開60分後ではむしろ前値より高磁場側へ変動した。β-ATPのpeakは虚血開始直後より消失し、灌流再開後回復していったが、再開後60分でも虚血前値の0.9倍程度であった。 2)60分間虚血群:虚血開始直後より無機燐値は増加し、虚血開始60分後では前値の約2.4倍に達した。灌流再開後減少していったが、再開120分後でも前値の約1.7倍程度であった。無機燐のchemical shiftは虚血開始直後より低磁場側へ変動して灌流再開により回復していったが、再開120分後でも前値には回復しなかった。β-ATPのpeakは虚血開始後早期より消失して灌流再開後もなかなか増加せず、再開120分後でも前値の0.5倍程度であった。 2.ラット正常腎に対するfurosemide1回静注の影響 Furosemide 3mg/kg1回静注により、無機燐値およびβ-ATP値は減少した。また無機燐のchemical shiftは高磁場側へ変動した。 3.60分間虚血腎に対するfurosemide前投与の効果 1)虚血開始後灌流再開までの変化:β-ATP値および無機燐のchemical shiftの変化は、furosemide投与群・非投与群で差はなかったが、無機燐値は投与群の方が高値となった。 2)灌流再開後の変化:無機燐値および無機燐のchemical shiftは投与群の回復が早く、再開120分後でほぼ虚血前値と達した。
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