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抗hCG抗体によりhCG産生腫瘍の特異的免疫療法

研究課題

研究課題/領域番号 60480358
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関神戸大学

研究代表者

松本 修  神戸大学, 医学部, 助教授 (80165878)

研究分担者 守殿 貞夫  神戸大学, 医学部, 教授 (30030935)
浜見 学  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (90144576)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1987年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1985年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード睾丸腫瘍 / hCG / 糖鎖不全 / アミノ酸脆弱性 / βサブユニットフラグメント / 絨毛癌 / hcG / 抗hcG抗体 / リポソーム / 糖鎖変化 / 抗hcG-Bモノクローナル抗体
研究概要

我々は現在までに, 睾丸腫瘍の尿中hCGは, 正常妊婦尿中hCGに比して等電点, レクチン結合性において異なりそれは睾丸腫瘍における糖鎖生合成不全を示す結果を得ている. 更に, それらの変化をhCGのサブユニットレベルで詳細に解析するため, 以下の実験を行った. 睾丸腫瘍患者尿hCGおよび正常妊婦hCGをポリアクリルアミドゲルにて電気泳動後, ニトロセルロース膜に移動後, hCGおよびそのα,βサブユニットに対する抗体と反応させた. 睾丸腫瘍hCGは正常妊婦hCGと同様α,βサブユニットから構成されることが判明した. また睾丸腫瘍hCGβサブユニットは正常hCGよりも分子量が大きかった. またDTT還元条件下で睾丸腫瘍hCGで低分子量βサブユニットを認めた. 更にこの低分子量フラグメントは抗体に対する反応性よりhCGβサブユニットのC未端部分であることが判明した. 以上の結果は睾丸腫瘍患者尿中hCGのβサブユニットのアミノ酸部分に構造上脆弱部位が存在することを示している. アミノ酸構造の変化は腫瘍における遺伝子構造変化を直接反映している可能性がある, 極めて重要な知見と考えられる.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田寺成範: 日本癌治療学会誌(抄録集). 8. 465 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石川二朗: 第25回日本癌治療学会.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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