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赤外線テレビジョン眼底カメラによる眼球運動の解析

研究課題

研究課題/領域番号 60480394
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

可児 一孝  兵庫医大, 医学部, 助教授 (60068476)

研究分担者 三村 治  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60157584)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1986年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1985年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
キーワード眼底視野計 / ファンダスハプロスコープ / Yシステム / Xシステム / 跳躍眼球運動
研究概要

1.眼底を赤外線テレビジョンで観察する装置を作成した。これは、可児らによって考案された眼底視野計、稲富,可児らのファンダスハプロスコープを更に発展させたもので、両眼の眼底を赤外線テレビジョンで観察し、コンピュータによって制御される視標を自由に動かしたり変更したりすることができるようにしたものである。また、背景,視標の輝度を広い範囲にわたって無段階に正確にコントロールするために、ウェッジフィルタとシャッタをステッピングモータで制御し、被検者の応答に従って自動的に輝度,露出時間を設定し実験を行うことができるようにした。さらに、瞳孔の大きさと運動を記録できるような装置を取りつけた。この装置により、視覚,眼球運動,瞳孔運動を厳密な条件で計測することができた。
2.視覚系には、X,Y,Wの3種類のシステムが知られている。本装置を用いて、ヒトの受容野特性の実験を行った。(1)パルス状の光刺激によって得られる応答の受容野は、サルなどの実験で得られているYシステムの特性と一致していた。これは、ガウス曲線の形の興奮野と抑制野によってシミュレーションが可能であった。(2)ランプ刺激によって得られる応答の受容野は、Xシステムの特性と一致していた。(3)瞳孔運動の閾値から計算される受容野は、これらと異ったものであった。今後の検討課題である。
3.両眼の対応する網膜部位に対して光刺激を行い、閾値を測定した。閾値付近の刺激により他眼の促進効果がみられたが、抑制はみられなかった。
4.単眼および両眼に光刺激を与えて、跳躍眼球運動の潜時を測定した。閾値付近の刺激において、潜時は、優位眼の刺激の方が非優位眼の刺激の時より短かく、両眼の刺激ではさらに短かかった。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] 佐藤友哉: あたらしい眼科. 2. 879-881 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Inoue,K.: Doc.Ophthalmol.Proc.Series. 42. 499-505 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 河合秀夫: 医用電子と生体工学. 23. 361-367 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 佐藤友哉: 臨床眼科. 40. 768-769 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 可児一孝: あたらしい眼科.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 可児一孝: "日本心理学会第50回大会発表論文集" 日本心理学会, (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 可児一孝: "日本心理学会第51回大会発表論文集" 日本心理学会, (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sato, T.: "An eye movement analyzer" Journal of the Eye. 2. 879-881 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Inoue, K.: "Distribution of retinal sensitivity in amblyopia with eccentric fixation." Documenta Ophthalmologica Proceedings Series. 42. 499-505 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kawai, H.: "Automatic generation of retinal sensitivity map using infrared fundus television images." Japanese Journal of Medical Electronics and Biological Engineering. 23. 361-367 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sato, T.: "Analysis of eye movement in latent nystagmus with modified fundus haploscope." Japanese Journal of Clinical Ophthalmology. 40. 768-769 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kani, K.: "Analysis of eye movemet using an infrared television funduscopy." Journal of the Eye.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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