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コンポジットレジンの仕上げ研磨法に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480408
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

猪越 重久  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (60143583)

研究分担者 堀江 恭一  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (40173629)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードコンポジットレジン / 仕上げ研磨 / レジンのフィラー組成 / 着色 / 色調変化
研究概要

仕上げ研磨法の適否は修復物の予後を左右する重要な因子である. 現在市販されている修復用コンポジットレジンは, 製品によってその組成は多岐にわたり, 単にベースレジンが異なるだけでなく, 種類や粒度分布の異なるフィラーが配合されているため, それらの各種コンポジットレジンそれぞれについて適切かつ能率的な研磨法は確立されていない. かような観点から本研究は, これらの種々のコンポジットレジン材料について, それらの組成に対応した適切かつ能率的な仕上げ研磨法を確立することを目的として計画された. 各種コンポジットレジンの中から比較的研磨が困難とされてしるSemi-hybrid型レジン1種, および比較的容易とされているHybrid型1種, 並びにSFR型2種を選び, これらについて現用の各種回転研磨用具を用いて研磨を行い, 表面粗さ値と研磨面の走査型電顕観察の両者から検討を試みた.
その結果, 0.2〜0.3μmのサブミクロンフィラーが密に一様に充填されているSFR型レジンでは, 従来から行なわれてきた粗さの違うジスクやポイントをシリーズで順次用いる方法をとらなくても, スーパーファインのダイヤモンドポイント仕上げ後に, 比較的目の細かい研磨用具を直接使用しても, 容易に滑沢な面に研磨することが出来, 従来の術式の簡易化が可能となった. これに対してHybrid型レジンの製品では, フィラーにも硬軟があり, 流水下で研磨用ジスクをシリーズで用いたり, シリコンポイントのブラウンとブルーを順次用いることにより, SFRほどではないが滑沢な面が得られた. 今回使用した中で最も研磨が困難とされたSemi-hybrid型レジンでは, 従来硬質金属の仕上げ研磨に用いられていたシリコンポイントを使用することにより, 従来の研磨法では得られなかった粗さ値で1μm内外の滑沢な研磨面が得られた.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 細田裕康, 山田敏元, 猪越重久, 堀江恭一: 日本歯科保存学会雑誌. 30. 1125-1150 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroyasu Hosoda, Toshimoto Yamada, Shigehisa Inokoshi, Kyoichi Horie: "Effects of Several Polishing Procedures on Various Composite Resin Surfaces" Japanese Journal of Conservative Dentistry. 30. 1125-1150 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 細田裕康,山田敏元,猪越重久,佐野英彦,鈴木康夫,高塚智博: 日本歯科保存学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小木曽政則,猪越重久,堀江恭一,細田裕康: 歯科材料・器械.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 細田裕康,猪越重久,久光久,斉藤秀夫: "光重合型コンポジットレジンの基礎と臨床" 日本歯科出版社, 174 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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