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歯科用金属の臨床的評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480420
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

松井 裕子  医科歯科大, 歯学部, 助手 (20143604)

研究分担者 井上 昌幸  東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (10013872)
田端 恒雄  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (20013849)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1985年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワード歯科用金属 / 臨床試験 / 腐食表面 / EPMA
研究概要

歯科用金属が具備すべき諸条件の内、生物学的要件と耐食性に代表される化学的要件は特に重要視されている。これらの要件に対する試験法としては最終的な臨床試験の前に、細胞毒性試験、浸漬試験、生体内埋入試験などが行なわれている。しかしながら、浸漬、埋入等の前臨床試験と、臨床試験あるいは、長期間口腔内で使用された金属の変化等との関連性は、必ずしも明確にされていないのが現状である。本研究は、この現状を踏まえて、(1)基礎的試験法による金属の表面性状、成分組成の変化などから、その腐食挙動を把握し、(2)口腔内、生体内で生じる金属の腐食挙動と対比することにより、歯科用金属の口腔内変化に関する基礎的試験法を確立する、ことを目的としている。研究代表者松井は分担者田端、井上らと歯科用金属の評価法に関する一連の研究として、基礎的耐食性試験とラット皮下における変化を走査型電子顕微鏡による表面性状の観察や、X線マイクロアナライザーによる金属の成分組成の分析測定を行なうことにより、金属の初期の微細な変化を把握することを試みてきた。本研究では更に一歩進めて、成分組成の明らかな歯科用金属を用いて歯冠修復物をヒトに装着して、口腔内に一定期間仮着した後の変化を、上記と同様の方法で、観察、測定した。しかしながら本実験は、被験者の選択が困難なことに加えて、口腔内で金属が変化するためにはかなりの長期間が必要とされるので、未だ多数例の観察を終了するには至っていない。本年はその中で特に短期間(仮着後1.3カ間)の仮着例を中心に観察・測定を行ない、その結果を解析しながら、長期の症例数を増やすため被験者の選択とその歯冠修復処置を進めてきたが、仮着後1.3カ月という比較的短期間における金属の口腔内における変化については、明らかとなったと考えている。今後は長期間の臨床観察を速やかに終了し、最終結果をまとめる所存である。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井上昌幸: 日本補綴歯科学会雑誌. 31. 1-7 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masayuki Inoue: "Incipient and Aggravating Factors of Marginal Periodontal Disease and Crown Restorations" J Jpn Prosthodont Soc. 31. 1-7 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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