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ヒト悪性黒色腫培養細胞株(HMG)に対するモノクロナール抗体の作製

研究課題

研究課題/領域番号 60480431
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関三重大学

研究代表者

村田 睦男  三重大, 医学部, 教授 (80025618)

研究分担者 野村 城二  三重大学, 医学部附属病院, 助手 (80172815)
斎藤 弘  三重大学, 医学部, 助手 (20135437)
乾 真登可  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (70159961)
田川 俊郎  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (30046346)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1986年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1985年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードヒト悪性黒色腫 / モノクロナール抗体
研究概要

ヒト歯肉由来悪性黒色腫培養細胞(HMG)で免疫したマウスの脾細胞とマウス骨髄腫細胞とをポリエチレングリコールにより細胞融合し、モノクロナール抗体を作製した。ハイブリドーマによる抗体産生のスクリーニングとしては、96ウェルプレート上で培養,エタノール固定したHMG細胞に対する反応性を酵素抗体法により判定した。スクリーニングは細胞培養後12日めに行ない、その結果576ウェル中54ウェルにおいて抗体活性陽性の結果を得た。これらは直ちにマウス胸腺細胞をフィーダーとする限界希釈法によりクローニングを行なったが、早期に発育を停止した例もいくつかみられた。3回のクローニングを行ない、最終的にはHMG細胞に反応するモノクロナール抗体を産生する20種のハイブリドーマ系を得た。これらのモノクロナール抗体のクラス・サブクラスは,オクタロニー法により判定し、Ig【G_1】が4種、Ig【G_2】bが1種、Ig【G_3】が6種、IgMが9種であった。
これらのモノクロナール抗体を用いて、HMG細胞をヌードマウスに接種し形成されたHMG腫瘍についてABC法により免疫組織化学的検索を行なった。各種の固定法による凍結切片において反応陽性であったものは14種でin vitro、in vivoにおける抗原性発現に差異があることが示された。またこれらのうちホルマリン固定パラフィン包埋切片においてはさらに反応のみられないものもあり、反応陽性であったものは11種であった。
現在、種々の正常および培養腫瘍細胞に対する反応性について反応の有無を検討し、本研究成果で得られたモノクロナール抗体の特異性の追求を行なっている。
なお免疫原とした悪性黒色腫培養細胞株(HMG)は初代培養後、9年になろうとしているが、460代を経過し、造腫瘍性ならびにプレメラノソームの存在など変化は認めていない。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鎌谷義人: 日本口腔科学会雑誌. 36. 301-306 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshito Kamatani: "Monoclonal antiboby against human malignant melanoma cell(HMG) from gingiva" Journal of the Japanese Stomatological Society. 36. 301-306 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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