• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

更年期婦人の閉経の受容と不定愁訴との関係に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60480484
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

大川 章子 (1986-1987)  聖路加看護大学, 母性看護学研究室, 講師 (40160428)

内藤 和子 (1985)  聖路加看護大学, 看護学部, 講師

研究分担者 石井 ひとみ  聖路加看護大学, 母性看護学研究室, 助手 (40168175)
堀内 茂子 (堀内 成子)  聖路加看護大学, 母性看護学研究室, 講師 (70157056)
山本 あい子  聖路加看護大学, 母性看護学研究室, 講師 (80182608)
岩沢 和子  聖路加看護大学, 母性看護学研究室, 講師 (80176544)
近藤 潤子  聖路加看護大学, 看護研究・看護教育・母性看護学研究室, 教授 (00054578)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1987年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1985年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード閉経 / 更年期 / 更年期不定愁訴 / 閉経の受容 / 閉経時ストレス / 閉経時ストレス対処法
研究概要

東京都中央区に在住する35〜60歳の女性を, 住民台帳より無作為抽出し, 無記名式質問紙郵送法を実施し, 420通の有効回答を得た.
閉経年齢の平均は51.2歳で, 90%の人が45〜55歳の範囲に含まれていた. 閉経前, 進行中, 終了後の各期の心身の不定愁訴と閉経の受容との関係および影響する要因について分析した. 最近の2週間における心身の不定愁訴を48項目の症状に関して有するか否かを尋ねた. 90%以上の者が何らかの症状を有し, 全対象者で全身性症状(疲れやすい), 運動器系症状(首, 肩のこり腰痛), 精神活動系症状(忘れっぽい)が多く, 閉経を間近に予測しているグループには, 神経内分泌系症状(月経不順, のぼせ, 知覚過敏)が有意に多かった. 症状を7ヶ以上もつ者では生活上の支障を感じている者が多く, 症状が苦痛である, 症状と仲良く暮そうと感じている者が多かった. 全体として閉経・更年期の捉え方は「自然な出来事である」, 「不快な自覚症状なしに過せる」, 「月経がなくなり楽になる」と肯定的であった. しかし, これから閉経を迎える前群では更年期は心身の不調を伴うものと回答している者が多いのに比べ, 後群では伴わないを選んだ者が多かった.
以上の結果から, 対象集団は, 生活上に多少の支障がある症状を有しており, 閉経を肯定的に受容している者が多く, 一方, 少数の援助を必要とする婦人も認められた. 閉経の受容に影響する因子としては, 年齢, 自覚症状の数, 日常生活上の悪いでき事数, 自尊感情, 女性役割指向性, 閉経への態度が抽出された. また, 今後にむけて, 閉経前の健康婦人への教育とともに, 症状が多く, 生活上支障を感じている婦人に対し, 専門家による相談の必要性が示唆された.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi