研究課題/領域番号 |
60480517
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
女屋 敏正 山梨医大, 医学部, 教授 (40020812)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | バセドウ病 / 甲状腺機能亢進症 / 甲状腺ホルモン / プロスタサイクリン / TSH受容体抗体 / Human Fhyroid Stimulator / TRAb / トロンボキサン |
研究概要 |
1.甲状腺ホルモンのPG【I_2】産生刺激 甲状腺ホルモンを投与した甲状腺機能亢進ラットでは血中PG【I_2】は増加し、メルカゾール投与の甲状腺機能低下ラットでは血中PG【I_2】は減少した。未治療バセドウ病患者では血中PG【I_2】が上昇していたが、逆に血中トロンボキサン【A_2】は減少していた。これらの患者を抗甲状腺剤で治療すると血中PG【I_2】もトロンボキサン【A_2】も正常化した。さらに、in vitroで【T_3】は培養血管中膜平滑筋細胞のPG【I_2】産生を促進した。したがって、バセドウ病の病態として、(TSH受容体抗体→甲状腺ホルモン分泌刺激→甲状腺ホルモン上昇→PG【I_2】産生増加→甲状腺ホルモン分泌刺激)という悪循環が存在する可能性が示唆された。 2.甲状腺刺激物質の作用機序と【Ca^(2+)】(1)Protein kinaseCのactivatorであるphorbol estersは甲状腺蛋白を燐酸化し、甲状腺ホルモン分泌を促進した。 (2)カルシウム結合蛋白であるcalmodulinの阻害剤はTSHによる甲状腺ホルモン分泌刺激を著明に抑制した。 (3)カルシウム依存性プロテアーゼ(calpain)は甲状腺cytosolに存在し、サイログロブリンを加水分解した。 したがって、甲状腺刺激物質の作用機序に【Ca^(2+)】が重要な役割を演じている。 3.Parvalbuminと甲状腺機能 【Ca^(2+)】結合蛋白であり、type【II】筋線維に多量に含有されているparvalhuminは甲状腺機能亢進ラットで増加し、機能低下ラットで著明に減少した。
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