研究課題/領域番号 |
60490012
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
藤井 進 神戸大, 工学部, 教授 (00031112)
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研究分担者 |
松尾 導昌 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (90093533)
藤田 勝三 神戸大学, 医学部, 講師 (60093530)
塚本 康夫 神戸大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (30031149)
三道 弘明 神戸大学, 工学部, 助手 (40167440)
金田 悠紀夫 神戸大学, 工学部, 助教授 (80107979)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | ステレオ画像 / 血管造影像 / 脳血管 / 3次元構造 / 3次元構成 / 情報計測 |
研究概要 |
ステレオ画像に基づき、血管構造を3次元再構成するとともに、構造情報を3次元計測する研究としてステレオ脳血管造影像を対象として以下の研究を行った。 1.昭和60年度研究課題の継続 昨年度に実施した画像入力処理システム,血管心線ならびに血管内壁抽出アルゴリズム,3次元構成アルゴリズムの開発を継続し、各々の機能の拡充をはかり、本年度の研究課題の実施を可能とした。 2.3次元構造情報計測法の開発 3次元構成された血管心線の構造データを用いて、血管長の3次元計測を可能とした。さらに、心線に直交する断面上の血管内壁形状の推定法を開発し、スプライン曲線で近似断面を与えることが可能となった。この結果、断面積に基づく円近似により平均血管経の計測・断面積と心線長に基づく血管容積の計測等が可能となり、3次元構造情報を有効に利用する基盤を与えることが可能となった。 3.3次元動的表示法の開発 1.2項で得られた脳血管3次元心線モデル及び断面形状を空間的に配置することにより得られる脳血管3次元管状モデルを3次元グラフィックディスプレイ上に表示する方法を開発した。これにより、多方向から血管構造を観察することが可能となっている。また、動的回転表示により立体観のあるモデル表示も可能である。 4.ステレオ脳血管造影像の撮影条件推定法の開発と臨床的評価及び脳血管以外の画像への拡張性の検討 撮影条件推定法を改良し、精度向上をはかった。臨床的意義,拡張性についても検討し、有用な知見を得た。
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