研究課題/領域番号 |
60490016
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
植松 辰美 香川大, 教育学部, 教授 (50035888)
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研究分担者 |
若山 皖一郎 香川大学, 教育学部, 助教授 (20016520)
山崎 敏範 香川大学, 教育学部, 教授 (10036022)
木原 溥幸 香川大学, 教育学部, 教授 (60035889)
高尾 將臣 香川大学, 教育学部, 教授 (70036010)
西村 義春 香川大学, 教育学部, 各誉教授
NISHIMURA Yoshiharu Faculty of Education, Kagawa Univ. Emeritus Professor
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1985年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 環境教育 / 郷土教育 / 自然教材 / 教材開発 |
研究概要 |
郷土を愛し、郷土を守り、郷土で働く社会に有用な人材を育成するためには、学校教育の中で子供に自分の住む郷土の環境をよく知り、愛する心を養うことが大切である。その意味で、郷土の自然や風土に触れ、見つめ、考える郷土の環境教育を学校教育の教育課程としてとり入れ、実践することは将来を背負う子供達の人間形成におよび環境問題の解決に大きな役割を果たすものと考える。本研究は総合的教科としての郷土教材の中で、まず、自然教材を取り上げ、全国的視野に立って、その環境教育カリキュラムの開発と教育実践についての基礎的研究として以下のことを行った。 1.附属小・中学校および幼稚園の校園庭の自然(植栽された樹木等)を調査し、校園庭の自然を活用して自然や環境についての新しい見かた,考えかた,行動のしかたを身につけさせることを目的としたカリキュラムを開発し、実践を行った。 2.郷土の過去を知る身近な教材として、県下の代表的な「化石」,「断層」について調査し、それらの教材化について検討した。また、小学校6年の「大地のつくり」の単元で野外での学習の取り組み方と学習地の地層から算出する化石を中心とした学習展開および素材地の開発を行いその教育実践を行った。 3.環境教育の一つのテーマとして水を取り上げ、「水」に関する子供達の認識を解明するために、連想方式の調査および、県内の河川水、沼池等の水質を化学分析した。 4.今後の環境教育カリキュラム開発のために、讃岐の歴史と水との関わりを考える手がかりとして、河川流域の井関や出水についての歴史資料を発堀した。また、学習方式として検索型CAIシステムを試作した。
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