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類似性の総合的判断モデルの構築および評価

研究課題

研究課題/領域番号 60510037
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

齊藤 尭幸  北海道大学, 文学部, 助教授 (70113561)

齊藤 堯幸 (1986)  北海道大学, 文学部, 助教授

研究分担者 水田 正弘  北海道大学, 文学部, 助手 (70174026)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
キーワード類似性 / 非類似性 / 多次元尺度構成法 / 文脈効果 / 認知水準 / 非線形最適化
研究概要

本研究は、[非]類似性の総合的判断に関して、理論的考察と実験結果により、新しい知見を得た。これに基いて、[非]類似性判断の計量心理学的モデルを構築し、そのモデルのパラメータを推定する統計的手法を開発し、その手法の評価を行なったものである。
本研究の第一段階では、[非]類似性の総合的判断は、刺激の知覚過程、特徴認知の過程、[非]類似性の判断過程が相互に密接に関連することを見出し、次の知見を得た。1)知覚的関係としての[非]類似性と、認知的関係としての[非]類似性は様相が異なる。2)[非]類似性判断は、認知水準と文脈効果に依存する。3)認知水準の高い刺激と低い刺激が混在した刺激群に関しては、各水準毎の刺激の頻度分布が、[非]類似性判断に影響する。4)上記1)〜3)の諸相が明確に区別できる状況よりは、諸相が密接に関連する状況が多い。
以上の結果に基いて、本研究の第二段階では、上記の諸相の一部あるいは全部が関連した一般的状況に対して、[非]類似性の総合的判断を説明するモデルを構築した。このモデルのパラメータを推定する多次元尺度構成法を開発した。その具体的アルゴリズムは、準ニユートン法と乗数法を組み合せた非線形最適化法を利用している。この新手法を評価するために、最初にモンテカルロ.シミユレーシヨンによって統計的なテストを行ない、データ解析法としての実用性を確認した。次に現実の心理データの分析に、このモデルと手法を応用し、上記の諸相に対応した種々の分析を行なった。これらの応用例によって、本研究の目的を達成したことを実証した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takayuki Saito: Behaviormetrika. 20. 35-62 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takayuki Saito: "Multidimensional scaling to explore complex aspects in dissimilarity judgment" Behaviormetrika. 20. 35-62 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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