研究概要 |
本追跡研究の課題は、(1)「1985年度義務教育就学6年目の実態調査」の実施,(2)通常の小学校6年生に在籍する障害児の実態調査の実施,(3)発達障害があり、教育上必要とされる児童についての発達診断の実施,学級担任との面接,(4)「京都1980年度初等教育3年間の追跡調査」のまとめ、この4点であった。 (1)については、「京都、1980年度就学障害児初等教育6年目の実態」と題し、障害児教育諸機関の整備状況,障害児学級在籍児童の発達と障害,中学校・中学部へ向けての親・児童の進路希望と進路指導の実態と傾向について関西教育学会第37回大会にて発表した。また、現在その報告書を作成中である。(2)については、代表的地域として城陽市を設定し、継続的に児童の発達診断,教育過程の分析を行った。(3)については、とりわけ重度の障害をもつ児童について継続的に発達診断,障害の状況把握,教育過程の分析を行った。(4)については、特殊教育学会第23回大会において発表した障害児学級在籍児童の実態報告に加え、養護学校在籍児童の発達・教育過程と障害の状況の分析を行った。 以上に加えて、就学2年目の実態調査報告書「京都府下における1981年度義務教育就学2年目の実態」を作成した。
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