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川口家文書の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60510162
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関青山学院大学

研究代表者

片桐 一男  青山学院大, 文学部, 教授 (70118719)

研究分担者 蛭田 廣一  小平市図書館, 主事
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード小金牧 / 牧士 / 長崎医学伝習 / ポンペ / 愛生館 / アラビア馬 / 洋学 / 松本順
研究概要

川口家文書(千葉市柏井町,個人蔵)から、名主として近世後期の幕府牧「小金牧」を管理する「牧士」の拝命,実務に関する史料と、明治中・後期における初代陸軍々医総監松本順(1832-1907,長崎医学伝習監督,将軍侍医・男爵)がオランダ軍医ポンペの医学伝習を受けて得た知見にもとづく動向と、彼の指導になる輸入売薬と衛生書の普及による衛生事業「愛生館」関係の史料とを多数採訪することができた。
「牧士」については、その職務・構成・鹿狩等の牧場管理等の把握を研究目的とし、從来、全く研究のみられなかった小金牧の南部にあたる下野牧周辺の史料を多く蒐集、かつ幕末にフランス皇帝から贈られたアラビア馬を引き受け管理したことに関する特色ある実務関係史料をも蒐集することを得た。目下、これら史料の目録と釈文作成を進めている。
また、「松本順・愛生館」に関する史料も多数蒐集できた。この主題に関する研究は從来皆無であり、ことに明治24年に当主新之丞が松本順の長女石と結婚したことから、公私にわたる貴重な史料が見られ、洋学的知見が農村に影響・浸透して行く様子を具体的に知ることができるので、これらの解明を目的とする史料を網羅的に採訪し、目下、その史料目録と釈文の作成を鋭意すすめているところである。
他には、近世・近代を通じて、柏井村周辺の史料による研究成果も現有していない現状下で、御改革組合・江戸地廻経済・日記に見える社会文化等の面においても、他に類例をみない、独自の史料を数々採訪できたので、これも、目下、史料目録と釈文の作成を進めている。
以上、当初の計画通り、所期の史料目録・史料の釈文作成を得て、昭和62年度は、上記の各主題について、調査をまとめ、新知見の得られたところを学界に報告する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 片桐一男: "愛生館の歴史"

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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