• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

南明の低抗運動と清朝支配の展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60510178
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 東洋史
研究機関大阪大学

研究代表者

谷口 規矩雄  阪大, 教養部, 教授 (20030512)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード南明 / 南明の抵抗運動 / 清朝の江南支配 / 金・王の変 / こう州地方
研究概要

1644年、明朝が倒れ、首都北京は清朝によって占領された。以後清朝は中国支配を推しすすめ、軍を揚子江以南に進攻させた。この時中国各地に残存していた明の勢力は、まず南京を中心に清朝に抵抗する政権、即ち弘光政権を成立させた。続いて紹興の魯王政権、福州の唐王政権が相ついで建立されたが、内部に明以来の派閥対立等多くの問題をかかえ、短期間で清朝に平定されていった。こうした経過の中で1646年(順治3)明の楊廷麟等がこう州に拠って清朝支配に反抗した。この反清行動を鎮定したのが、もと明将で寝返って清将となっていた金声桓・王得仁であった。所が1648年(順治5)今度はこの金・王両人が再び明側に寢返って、南昌を拠点に反清の反乱を起こしたのである。以上のようにこの時期は明朝の権力は崩壊したが、清朝権力はまだ確立せず、中国の伝統的社会体制は非常に不安定な状況にあった。こうした時、江南各地では南明の抵抗運動と連携し、あるいは個々に独立して様々の民兵集団や反乱集団、秘密宗教結社が活発に行動していた。本報告では南明と清朝との対立状況、及びそうした状況下における上記の民兵集団や反乱集団・秘密宗教結の活動状況の実態を明らかにした。そしてその成果に基き南明の抵抗運動と、これら諸集団の活動が歴史上に持つ意味を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷口規矩雄: 東方学報. 58. 619-644 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Taniguchi Kikuo: "The Tong-Yang Revolt" The Tohogakuho. 58. 619-644 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi