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両大戦間期の産業金融と資本市場

研究課題

研究課題/領域番号 60530037
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 経済史
研究機関東京大学

研究代表者

武田 晴人  東大, 経済学部, 助教授 (20126113)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード資本市場 / 産業金融 / 株主 / 株式市場
研究概要

本研究の課題は、両大戦間期において、産業企業が展開した投資行動が、資金調達面でどのような枠組に支えられていたかを明らかにすることである。そのため、第一に株式市場について、株主層の存在形態(地域別,階層別,職業別)を検討し、第二に社債・貸付金などを中心に銀行及び機関投資家などの資産運用を明らかにすることとし、具体的な手がかりとして、1919年末現在の株主データの整理・分析を行なった。
その成果は、別に発表した通りであるが、個人投資家の位置が極めて高いなどの、これまでの研究で指摘されてきた事実が再確認されるとともに、先行する代表的研究である志村嘉一氏の『日本資本市場分析』について若干の問題点があり、修正を要することが明らかになった。
また、他の年次との比較については、1925年のデータが日本郵船などの有力企業を対象外としているため、直接の比較を断念して今後の課題とし、17年末との比較を試み、第一次大戦中という激動期に、わずか数年の間に上位株主に移動がかなりみられることなどが判明した。
以上の研究成果によって、今後さらに資本市場分析を実証的にすすめるための準備が整ったと思われる。この成果を生かすため、産業企業の財務データの収集整理によって、資金の需要者の側の分析を進めることを計画している。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 武田晴人: 経済学論集. 51-4. 38-59 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武田晴人: 経済学論集. 52-3. 54-73 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 武田晴人: "大正九年版『全国株主要覧』の第一次集計結果" 日本産業経済研究施設,東京大学出版会, 44 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeda,Haruhito: "1920 Directory of Major Stockholders in Japan (1)" THE JOURNAL OF ECONOMICS. 51-4. 38-59 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeda,Haruhito: "1920 Directory of Major Stockholders in Japan (2)" THE JOURNAL OF ECONOMICS. 52-3. 55-73 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takeda,Haruhito: RESARCH INSTITUTE FOR THE JAPANESE ECONOMY, UNIVERSUTY of TOKYO PRESS. 1920 Directory of Major Stockholders in Japan, 42 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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