研究課題/領域番号 |
60530064
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
三浦 達司 高崎経大, 経済学部, 助教授 (70128560)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | GT(グループテクノロジー) / 段取時間 / FMS / ローディング / アンローディング |
研究概要 |
当研究は、機械工業における部品加工工場を対象としたものであり、その製造工程において先端技術(例えばロボット)を導入したFMSの設計を試みようとするものである。一般にFMSを適用しようとする工場においては多品種少量の生産形態をとっている工場が多い。FMSの設計において不可欠なものとして、類似部品グループを集合させ、それに対応する機械グループを設定するいわゆるセル生産システムの工程編成方式の考慮が必要である。 それにより一台のロボットで複数の機械に対応させ、より生産効率のよい生産システムに移行することができる。しかし、FMSに対応するには、各機械の段取りに関する研究を行う必要がある。一般にこの段取りに関する研究は従来皆無に等しいので、FMSを設計するにあたり、種々の異なった機能を持った機械における各々の段取作業についての解析を行わなければFMSの完成はありえないし、さらにFMFへの移行もありえない。したがって当研究は、以上のような考えに基づいて、先端技術を活用したFMSの設計のための基礎的な研究であるグループ・テクノロジーを考慮した段取に関する研究を主目的として行なった。 60年度においては、一般機械工業における先端技術を活用したFMSの実態を工場へ行って調査し、そこにおけるGT方式の活用方法-セル生産システムでの工程編成方式の調査を行なった。さらにそれらの調査を通じて、旋盤、フライス盤、ボール盤等々の一般汎用機についての段取作業の解析を行なった。次に61年度においては、種々のNCマシンやマシニングセンター、DNC、ロボット等の先端技術が活用されたシステムの段取りについて解析をすることができた。このことにより、種々の機能を持った機械の段取作業についての解析をすることができ、FMSにおける部品の最適投入順序に対する研究を行なうことができた。
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