• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

陽子・反陽子・パイ中間子,及び軽イオンと原子核の相互作用の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60540186
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関東京都立大学

研究代表者

土岐 博  都立大, 理学部, 助教授 (70163962)

研究分担者 梶野 敏貴  東京都立大学, 理学部・物理, 助手 (20169444)
久保 謙一  東京都立大学, 理学部・物理, 教授 (50013389)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード原子核内での核子-核子有効相互作用 / 反陽子の光学ポランシャル / パイ中間子吸収 / パイ中間子二重電荷移行反応 / パイ中間子放出核融合反応 / 重イオン衝突のカスケード模型 / クォーク・スキルミオン複合模型
研究概要

陽子-原子核反応:陽子を原子核に衝突させると核は励起する。その際の相互作用は自由空間のものとは異なる。パウリ効果を取り込む為にG行列計算を行い有効相互作用を導出し、さらには実際に反応の断面積を計算した。ロスアラモスで得られたスピン応答関数の計算をいろんな効果(核表面効果,アイソスピン混合,縦横スピン相互作用の混り)を取り込んで行った。それらの効果により実験結果が説明出来る事を示した。
反陽子-原子核反応:50MeVの反陽子の光学ポテンシャルを実験データから導出した。非常に強い虚数ポテンシャルが得られた。さらに(【p!~】,【n!~】)反応をカスケードモデルを使って計算した。前方の角分布には実験と理論に食い違いがある事を示した。
パイ中間子-原子核反応:パイ中間子吸収において△アイソバーエネルギー領域では二体に加えて三体の過程が重要である事を示した。さらに四体過程も計算しその大きさは小さい事を示した。(【π^+】【π^-】)荷電交換反応をデルタアイソバー過程を通して計算した。DINT及びDSEQ過程だけではデータが再現されない事を示した。次の次数のものを考慮する必要性がある事を指摘した。
重イオン-原子核反応:パイ中間子放出核融合反応をクラスターモデルを使って計算した。実験の傾向を再現する事を示した。その際クラスター効果は非常に重要である事を強調した。高いエネルギーでの原子核反応をカスケードモデルで計算した。パイオン多重度の問題、Sidewavd flowの問題なのがこのモデルで計算すると自然に説明出来る事が分かった。さらに難度を上げてやるべき実験の指摘を行った。
核子の構造:核子のモデルとしてカイラルバックとスキルミオンの複合モデルを構築した。スピン-アイソスピンの射影法として集団座標につけ加えて生成座標の方法を提案した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] K.I.Kubo;H.Toki;M.Igarashi: Nuclear Physics. A435. 708-716 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Hosaka;K.I.Kubo;H.Toki: Nuclear Physics. A444. 76-92 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Esbencen:H.Toki;G.F.Berstch: Physical Review. C31. 1816-1820 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Hosaka;H.Toki.: Progress of Theovetical Physics. 76. 1306-1320 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] E.Oset;Y.Futami;H.Toki: Nuclear Physics. A448. 597-636 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Hosaka;H.Toki: Physics Letters. 167B. 153-156 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K-I.Kubo, H.Toki and M.Igarashi: "Optical-Potential Description of Antiproton-Nucleus Scatlcring at 46.8 MeV" Nuclear Physics. A435. 708-716 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Hosaka, K.-I.Kubo and H.Toki: "G-Matrix Effective Iuteraction with the Paris Potenfial" Nuclean Physics. A444. 76-92 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] H.Esbensen, H.Toki and G.F.Bertsch: "Surface Effects on the Isovection Spin Response Induced by High Enogy Protons" Physical Revien. C31. 1816-1820 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Hosaka and H.Toki: "Landan-Migdal Parsmeteis G',and g' and g' in the <pi> +p model" Progress of Thcoretical Physics. 76. 1306-1320 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] E.Oset, Y.Futami and H.Toki: "Pion Absorption in the Resonance Rapion" Nuclean Physics. A448. 597-636 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi