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ヒトの骨格筋における疲労性の相違

研究課題

研究課題/領域番号 60540534
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人類学
研究機関九州芸術工科大学

研究代表者

佐藤 陽彦  九芸工大, 芸術工学部, 助教授 (10038953)

研究分担者 佐藤 方彦  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (10038937)
大箸 純也  九州芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (90169037)
OHASHI Junya  Kyushu Institute of Design, Assistant
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード疲労性 / 静的収縮 / 収縮持続時間 / 骨格筋
研究概要

成人男性の7つの四肢筋群について、最大随意筋力の5,10,15,20,30,40,50%の各収縮強度で等尺性収縮を持続させ、「だるさ」及び「痛み」の自覚症状出現時点と、収縮最大持続時間を記録した。収縮が45分に達したときは、45分で収縮を打ち切った。
最大随意筋力(MVC)に対する相対的筋力(F%MVC)とだるさ及び痛み発現までの時間、或いは収縮最大持続時間(T分)との関係を、logT=a+blog(F-k),0≦k≦30の式にあてはめ、各筋群ごとに最もよく適合する式を求めた。収縮最大持続時間に関する式における定数k,a,bはそれぞれ、肩関節外転筋については3,2.02,-1.22で、肘関節屈筋については0,4.33,-2.52で、肘関節伸筋については2,3.05,-1.81で、膝関節屈筋については0,3.05,-1.63で、膝関節伸筋については8,1.96,-1.23で、足底屈筋については0,4.53,-2.47で、足背屈筋については0,4.51,-2.48であった。痛み発現時に関する式におけるこれらの定数はそれぞれ、肩関節外転筋については2,1.64,-1.09で、肘関節屈筋については0,3.33,-1.99で、肘関節伸筋については2,2.25,-1,43で、膝関節屈筋については0,2.94,-1.78で、膝関節伸筋については8,1.35,-0.96で、足底屈筋については0,3.88,-2.16で、足背屈筋については0,3.90,-2.24であった。
本研究において調べた筋のうち、最も疲労し易いのは肩関節外転筋である。最も疲労し難いのは足底屈筋と足背屈筋であり、肘関節屈筋がこれらに次いで疲労し難い。膝関節伸筋は高い収縮強度では比較的疲労し易いが、低い収縮強度では比較的疲労し難いという特徴を示す。逆に、膝関節屈筋は収縮強度が低くなると疲労し易くなり、肘関節伸筋と同じ程度の疲労性を示す傾向をもつ。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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