• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

表面粗さによって発生するミクロキャビテーションと流体潤滑の限界の関係

研究課題

研究課題/領域番号 60550104
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械要素
研究機関東京工業大学

研究代表者

中原 綱光  東京工大, 工学部, 助教授 (80016625)

研究分担者 京極 啓史  東京工業大学, 工学部, 助手 (70153236)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード表面粗さ / キャビテーション / 流体潤滑 / 軸受
研究概要

本研究では、流体潤滑の限界付近、すなわち流体潤滑から境界潤滑へ遷移する付近での、粗さのある二面間でのキャビテーションを含めた流体力学的作用を把握するため、表面粗さのあるピボット支持スライダーをしゅう動させ気泡発生の実験を行い、キャビテーションの発生する条件,及び発生状態の潤滑特性に対する影響を調べた。
その結果、以下のことがわかった。
1,粗さが大きい場合では、完全に流体潤滑域でも気泡が発生することがわかったが、粗さが小さいときになると接触する直前まで生じない。
2,流体潤滑域で生ずる気泡は、軸受後端部の圧力の低いところで発生する。
3,スライダーと回転円板が接触するときは、中央部からも気泡が生じ後流へ広がる。4,微小気泡が発生しても摩擦係数に対してほとんど影響がない。
次に、表面粗さによって、油膜破断部がどのように変化し、その結果軸受特性にどのような影響を及ぼすかについて調べるために、表面粗さのあるパッドとローラーをしゅう動させる実験を行い、油膜破断部の観察を行なった。
その結果以下のことがわかった。
5,表面粗さによって、流体潤滑下の油膜破断領域に違いがみられる。
6,表面粗さの異なるパッドを用いると、流体潤滑下でも摩擦力は異なる。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi