研究課題/領域番号 |
60550114
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
西山 哲男 東北大, 工学部, 教授 (80005173)
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研究分担者 |
貞広 勝 東北大学, 工学部, 助手 (10158933)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 解析法の実験的検証 / 非定常応答 / 周期変動流れ / ガスト翼列風洞 / 三次元効果 / Bending-Torsion Coupled Oscillation |
研究概要 |
上流側ノズル翼列の粘性後流を、渦度をもつ周期変動流れと見做し,これに対するタービン動翼列の非定常応答解析法を提示した。この解析法の信頼性を検討するために、タービン翼列上流側に、翼列軸方向に微小直径の円柱列を任意速度にて走行させることによって、周期変動流れを発生することのできるガスト翼列風洞を設置し、流入周波数及び流入位相差を変化させた時のタービン動翼表面の非定常圧力分布測定を行うと共に、これより非定常流体力を見出した。基本周波数成分の非定常圧力分布、非定常流体力について、測定値と解析結果との比較から、提示した解析法の妥当性を確認できた。一方、翼列軸方向にのみ周期性をもつ二次元周期変動流れだけを取扱ってきたが、実在流れとの関連を強くするために、翼列軸方向と半径方向とに周期性をもつ三次元周期変動流れに対するタービン動翼列の非定常応答解析法を構成し、これによって三次元性の機構解明を行った。特に、定常負荷と三次元周期変動流れの渦度との干渉を、翼列内部流路における非定常吹出し分布で表示し得たことに特徴がある。
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