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乱流剪断層を通過するレーザ・ビームの伝播特性

研究課題

研究課題/領域番号 60550118
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

服部 久雄  長岡技科大, 工学部, 教授 (40134960)

研究分担者 金子 覚  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (90161174)
増田 渉  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (80143816)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード流体力学 / 噴流 / 乱流 / レーザー
研究概要

乱流剪断層を通過するレーザー・ビームの劣化に対しては時に米国においてさかんに研究が行なわれており、この数年で剪断層が直線的な場合については乱流特性とビームの劣化特性の定量的な関係がおおむね明らかになってきた。また剪断層が湾曲している場合には特にビームのコヒーレンスの低下が著しいことも実験に示された。そこで本研究では特に噴流の乱流特性におよぼす湾曲の効果に着目し、湾曲噴流内の乱流諸量の測定を行なった。
湾曲噴流内の乱流剪断応力を記述する理論式は混合距離におよぼす遠心力の効果を考慮してSayerによって与えられているが実験によって決まる遠心力効果定数Cを含む。Cの評価はいく人かの研究者によってなされており、噴流の初期領域では5〜8,また充分に発達した領域では3程度とされている。これらはいずれも噴流の付着距離や平均速度分布によりCを評価したものである。したがって噴流内の乱流特性の分布は明らかにされていない。このため、レーザー・ビームの劣化を評価するデーターとはなり得ない。そこで昭和60年度は円弧に沿う噴流内のレイノルズ応力を測定し、これとSawyerの式を用いてCの評価を行なった。この結果、Cは噴流の初期領域で10以上の値をもち、下流方向に急激に減少してノズル中の25倍程度下流では3程度に減少することが示された。昭和61年度は、特に噴流の初期領域に主眼をおき各種の乱流パラメーターや乱流エネルギー保存式とレイノルズ応力輸送方程式の各項の大きさを実験的に評価した。
今後は、湾曲噴流を通過するレーザー・ビームのコヒーレンスを測定し、得られた乱流測定結果と光学測定結果をもとにしたモデル化を行なう。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] W.Masuda: Transactions of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences. 29. 67-76 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 増田渉: 日本機械学会論文集.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] W. MASUDA: "Measurements in a Two-Dimensional Curved Jet along a Circular Arc" Trans. Japan Soc. Aero. Space Sci.29. 67-76 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] W. MASUDA: "The Effects of Curvature on the Initial Mixing Region of a Two-Dimensional Free Jet" Trans. JSME.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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