研究課題/領域番号 |
60550134
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
流体工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
木田 輝彦 阪府大, 工学部, 助教授 (80081222)
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研究分担者 |
倉田 光雄 摂南大学, 工学部, 講師 (70131498)
安富 善三郎 大阪府立大学, 工学部, 講師 (00081224)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | フローティングシステム / ジェットカーテン / 特異摂動法 / 熱損失 / エアクッション / ポテンシャル流れ |
研究概要 |
1.理論的研究ジェットカーテンを利用するフローティングシステムにおいて、搬送材との非接触性を確実にするため、ノズル幅に対し搬送材の支持高さを大きく取る必要があり、搬送材が極薄のシート状柔軟材の場合には、しわ等の防止から低張力支持が要望される。そこでフロート部を種々幾何学的に組合せる必要がある。まず基本となる組合せおよびそのときのジェットカーテンと搬送材との関係を明らかにし、これらについて非粘性非圧縮二次元流れとし一般的に解析した。この結果を用い、基本的な三種のケースを解析しそれらの特色を明らかにした。フローティングシステムでは、圧力室部の幅方向の両端が開放状態となっている。このため圧力室内流れは三次元流れとなる。そこで、ジェットカーテンが搬送材に衝突後一次元拡大流れ部を形成し、直ちに圧力室内を充満して流れると仮定し、層流流れについて解析した。この結果、フロート部両端が開放されているにもかかわらず広い範囲で高圧部が形成されること、レイノルズ数が大きくなると上記仮定が満たされないこと等を明らかにした。 2.実験的研究ジェットカーテンによる熱の遮断効果を明らかにするために、二次元炉模型を製作し、炉内温度を高温にし、ジェットカーテンを形成させ、炉内温度を一定に保つに要するヒータの熱量を測定し、カーテンの熱損失特性を実験的に調べた。さらに、エネルギーバランスより一次元理論を構築し、ジェットカーテンの熱損失特性を評価した。次に、炉の出入り口のジェットカーテンの不平衡に伴う熱移動を評価する実験を試みたが、カーテンの不平衡に伴う気流が主体であって、場の熱不均一による熱移動は評価できなかった。そこで、上記の一次元理論と実験結果とから、不平衡ジェットカーテンの熱損失特性を横断流量の変化に対応させ検討した。
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