研究課題/領域番号 |
60550155
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
広安 博之 広島大, 工学部, 教授 (40034326)
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研究分担者 |
西田 恵哉 広島大学, 工学部, 助手 (90156076)
新井 雅隆 広島大学, 工学部, 助教授 (80112176)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | うず巻噴射弁 / 高圧燃焼 / 不輝炎燃焼 / フランホーヘル回折 / 粒径計測 / 蒸発噴霧 / 噴霧角 / ディーゼルノズル |
研究概要 |
超臨界雰囲気下における液体燃料の微粒化と燃焼に関して次の三項目の研究を行った。 1.ディーゼル噴射弁による高圧下での微粒化現象の観察と平均粒径の計測これは高圧下での噴霧の平均粒径の測定技術の確立を主目的とした研究である。まずフランホーヘル回折を応用した市販の計測装置を使用し、高圧下で非接触の粒径測定を行った。次に同じ原理にもとづいた非定常噴霧の計測システムを開発し、高圧、高温下で蒸発の途中の噴霧の平均粒径の計測を行った。その結果、高圧下での微粒化特性および蒸発途中での平均粒径の変化等の新しい知見を得ることができた。 2.うず巻噴射弁による高圧下での微粒化現象の観察と平均粒径および噴霧の流動特性の計測高圧下でのうず巻噴射弁の特性を調べ、圧力が3.0MPaまでは噴霧角が減少する傾向にあるが、それ以上背圧が増加すると、中空形の噴霧から中実形の噴霧に分散状態が変化し、噴霧角が逆に増加する傾向にあることが明らかになった。また高圧下での平均粒径の変化を実験式で表現した。 3.輝炎ふく射や炭素微粒子の排出を未然に防ぐための新しい不輝炎燃焼法の開発これは最終的に高圧下で燃焼させた場合の問題点として予想される輝炎ふく射と炭素微粒子の排出に対する対策であり、今回は大気圧下でのBlue Flame燃焼法を開発した。また、排出ガス分析、高圧下での燃焼実験も一部行い、基礎データを収集した。
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